■食事療法 ホールフードとしてのイワシ #イワシ #ホールフード | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 


↑ イワシのホールフード トマトもホールフード。ラッキーの食事

 

 

野生のネコは、ネズミを丸ごと、一匹、食べています。

猫さまの理想的な食事は、本来のことを考えるとネズミ一匹なのでしょうね。

 

でも、現実問題、ネズミを一匹 与えることは出来ないので、ホールフードという考え方があります。

 

 

Whole Foodとは直訳すると、「まるごとの食べもの」

 

 この考え方は、アメリカでは1980年ごろから健康のための食生活として注目され、全粒穀物や野菜、果物などを素材をできるだけそのまま食べる「ローフード」や「マクロビオテック」というものから始まっています。

 野菜であれば、皮や種、葉っぱ、根っこまで、魚であれば、頭から尻尾まで、「素材まるごと」どこも捨てることなく食べるということです。

 

 

やはり猫さま ワンコさまもホールフードですね。

 

 

ホールフードの作り方


↑小魚を買ってくる。



↑フライパンに水を入れて、弱火で炊く



↑骨まで柔らかくなれば、火を止める。

これをそのままラッキーの与えています。骨まで軟かくなっているので、頭もオッポの全部食べてくれています。