■ペット 夜鳴き  無駄吠え 睡眠薬でいいの? | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。


■ペット 夜鳴き  無駄吠え ジルケーン、イチョウ葉 抑肝散 ホットミルク

■ペット 留守番のときに鳴く子 夜鳴き2 ジルケーン


を書きました。
シニアの初期の子は、上記の方法で効くことが多いです。

でも、飼い主さんが病院に来られるのは、ほとんど夜鳴いて仕方がないとき。
近所迷惑で困るというとで、来院される方が多いです。

飼い主さんは「夜寝てくれたら、それでいい」といわれてます。
それで、睡眠薬や睡眠導入剤を希望されます。

ほとんど場合は、それは効かないことが多い。


シニアになって鳴く、無駄吠えがするということは、頭の機能が上手くいっていないのではないか、と考えています。


昼間はなんでもないように見えるので、夜だけの問題のように思われるます。でも、本当は、1日中不安で鳴いていることが多く、この子も抗不安剤を処方することで、よく寝るようになりました。

飼い主さんとしては、愛犬や愛犬の頭が上手く動かなくなったと思うことは、辛いことですが、シニアになる、加齢するということは、そういうことのようです。


睡眠薬より抗不安剤を飲まして愛犬・愛猫の様子を観察して、それから睡眠薬

を。