まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。

 

多方面から、がん細胞が撤退してもらうようにアプローチをしています。

その中でも食事療法で、体をアルカリ性にしてもらっています。

 

そして、朝の尿のPHが、7.5から8になるようにしてもらっています。

 

●なぜ、尿検査は朝がいいのでしょうか?

・アルカリ性食品を食べないとがんになると酸性に傾きやすい。

・がん細胞は、自分の周りを酸性にしてがんを増やそうとする。

・朝に尿のPHが、アルカリ性ならがん細胞が増えにくい。

 

●飼い主さんのできること

・尿のPH用紙を購入する。

・朝の尿を測定する。

・尿のPHが、アルカリ性になるようにする。

・なかなかならないとかかりつけ医に相談する。

・重曹療法などもあります。

 

 

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私たちは、がんの治療を多くしています。

それに並行して、食事療法をしています。

 

たとえば、キノコがいいといわれて、あげるとウンチのまま出てしまっていることがありませんか?

「生野菜は健康にいい」と思っていませんか?

 

●野菜スープのよい点

・ファイトケミカルは細胞の中にあります。

・野菜の細胞膜は、セルロースという頑丈なものでできています。

・ファイトケミカルを取るためには、細胞膜を破壊しないといけません。

 

●飼い主さんのできること

・少し面倒ですが、野菜は加熱してあげましょう。

・生だと、細胞膜が崩れないので、ウンチにそのまま出ます。

・野菜やキノコに、熱処理することは、吸収を助けます。

 

 

 

 

 

↑ 鼻腔内 眼窩リンパ腫が寛解中のいちごちゃん
 

 

がんのもふもふちゃんを多く見ています。

抗生剤を使うときは、慎重になります。簡単には使わないです。

 

●なぜ、抗生剤を簡単に使わないのか?

・抗生剤は、細菌に効く。

・その分、腸内細菌叢の善玉菌にも効く。

・抗生剤を飲んだら、下痢をする子がいるのもそのためです。

 

●腸内細菌叢

私たちのがんの治療は、免疫誘導なので、腸内細菌叢を乱れると免疫が正常に動きにくいです。

腸内細菌叢は、免疫にも関係があります。

 

 

●どうするか?

・局所的に使う。

 目の炎症だと目薬にするとか

・オリーブ葉というサプリメントを使う。

 

などをして、がんのもふもふちゃんには、最小限の抗生剤を使うことにしています。