コンビニで買った「雪風」を食す! | 艦艇・船舶つれづれ

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旧帝国海軍および海上自衛隊の艦艇、海上保安庁の船艇、主に戦前の民間船舶を中心としたブログです。
「海軍艦艇つれづれ」からタイトルを変更しました。

今日は夕食後、まだ食べ足りなかったのでコンビニに買い物をしに行きました。

そこで目に入ったものは、「雪風」!

 

「雪風」と言えば、言わずと知れた幸運の一等駆逐艦「雪風」ですね。

【要目(新造時の「陽炎」)】

 基準排水量:2,000トン、全長:118.5m、水線幅:10.8m、吃水:3.8m

 主機:艦本式オール・ギヤード蒸気タービン機関×2

 主缶:ロ号艦本式水管缶(重油専焼)×3、推進軸:2軸

 出力:52,000馬力、速力:35.0ノット、乗員数:239名

 兵装:12.7cm50口径連装砲×3、25㎜連装機銃×2、61cm4連装魚雷発射管×2

     7.7mm単装機銃×3

 ※引用:世界の艦船「日本駆逐艦史」増刊第34集、No.453、1992年7月、海人社、P.108

 

一等駆逐艦「雪風」(引用:Wikipedia)

(Shizuo Fukui - Kure Maritime Museum, Japanese Naval Warship Photo Album: Destroyers, edited by Kazushige Todaka, p. 94, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5814038による)

 

一等駆逐艦「陽炎」型の8番艦として昭和15年1月に佐世保海軍工廠で竣工した「雪風」は、スラバヤ沖海戦、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島攻防の諸作戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦など、多数の海戦に参加し、最後は戦艦「大和」の沖縄特攻作戦に参加しますが、無事帰還することができ舞鶴で終戦を迎えます。

戦後は、復員輸送を行った後、中華民国へ賠償艦として引き渡され、「丹陽」と改名され一時は中華民国艦隊の旗艦も務めます。昭和45年に除籍、翌46年12月に解体されています。

 

中華民国・駆逐艦「丹陽」

(引用:「帝国海軍 真実の艦艇史」歴史群像シリーズVol.45、

2004年5月、学習研究社、P.105、一部加工)

 

有名な艦なので、一等駆逐艦「雪風」説明はこの辺にして戦後の海上自衛隊の護衛艦である2代目を紹介します。

護衛艦「ゆきかぜ(DD-102)」は、「はるかぜ(DD-101)」型護衛艦の2番艦として新三菱重工業神戸造船所で昭和29年12月起工され、昭和31年7月に就役しています。

【要目(新造時)】

 基準排水量:1,700トン、満載排水量:2,300トン、全長:109.2m、最大幅:10.5m、吃水:3.7m

 機関:蒸気タービン機関×2、主缶:水管缶×2、推進軸×2

 出力:30,000力、速力:30ノット、乗員:240名

 兵装:127mm単装砲×3、40mm4連装機銃×2、ヘッジホッグ×2、爆雷投射機(K砲)×8、

     爆雷投下軌条×2

  ※引用:世界の艦船「海上自衛隊全艦艇史」増刊第66集、No.630、2004年8月、海人社、P.56

 

護衛艦「ゆきかぜ(DD-102)」(引用:Wikipedia)

(Japan Maritime Self-Defense Force - http://www.mod.go.jp/msdf/ccf3/3el-50th/, Attribution, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32508051による)

 

「ゆきかぜ」は当初「警備艦」として就役し、自衛艦隊旗艦なども務めます。昭和35年10月に「護衛艦」に類別変更された後も、護衛艦隊の中核として活躍します。

しかし、新鋭護衛艦が続々と建造されるに及び、昭和56年3月に特務艦に類別変更され艦番号もASU-7003となり、昭和60年3月に除籍されています。

 

随分遠回りしてしまいましたが、今夜コンビニから買ってきたのは「雪風」!

名前に惹かれてしまいました。

 

日清・札幌濃厚味噌らーめん「雪風」

 

お湯を沸かして注ぎ、待つこと4分でこんな感じ。

 

4分後の「雪風」

 

粉末スープと液体スープ、さらにあとがけ小海油がついており、味噌の効いたスープで美味しく頂きました。

 

今回は二等巡洋艦「能代」を取り上げるつもりでしたが、カップラーメン「雪風」を見つけたので、そちらに予定を変更しました。

 

【参考文献】

Wikipedia および