エレベーターでわたし。 | 祈るまえに、恋をして。

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ときどきぽつりと更新。

私、会社に入るまでは
エレベーターの操作は
男性がしてくれるものだと
身も心も思っていました。

だって、バブルきらめく青春時代。
レストランや公共機関、
どんな場所だって
男性がエスコートしてくれるでしょう。
エレベーターの操作(ボタン押し)って
私のシゴトじゃなかったわけ。

でもね。

雇用機会均等法が施行(1985年)されて
7年ほどして、総合職で入社した会社。

この時代、女性のほうが
組織の中で冷遇されるケースが
まだあったという時代背景。
みんな男性並みに働く、
猛烈な女が多かったのよ。

ある日・・・。
入社早々、エレベーターで凍りついたわ。

いつものようにさっさとあの箱に乗り込んだら
「エレベーターは新人が操作するもんなんだよ!!」
ボーイッシュな女性総合職先輩が怒鳴ります。

「すっすみません」

小さくなる私。
いやあね。なんでも機会均等なんて。

わたしの操作でエレベータの扉が開く。

私がエレベーターの操作方法を覚えたのは、
入社・・・1週間目くらいだったかなぁ。

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そんな私も、組織にもまれ
人間関係の上下も覚え、エレベーターで上へ下へ。
嫌な人が乗り込みそうな時は
勝手に手が動いて、“閉”を押すことも。
そんなわけで何時しか、
エレベーターの操作は
年下の男の子たちが。

ついでに会社のセキュリティまで
突破してくれて、オフィスゾーンの扉が開く。

「ありがとう」その一言で
会社のどの扉も開くようになった頃
「私、もうここにいなくてもいいな」
そう思って卒業しちゃったのよ。