その頃はまだ男性社員は
女子総合職社員を上手く使えなかったり
事務系社員の女性からは、
「なんであの子たちは、
お茶くみや机ふきしなくてもいいの!キ~っ」
と目の敵にされていましたっけ。
「机?自分でふけばいいじゃん、おっさん」
と、誰しも思っていたけれど、
言えなかった時代。
90年代初めにはまだあったんですよ。
そんなわけで、
エレベーター操作に夢中になっていた私。
ある日、事務系女性社員の先輩に
“箱”の中で遭遇します。
先輩といっても、一つ年下。
エレベーターに乗ってくるや、
私に向かって
「ちょっと、今いい?」と⑥のボタン。
オフィス6Fへ。
「営業フロアの○○さんは、
○○ちゃんと付き合っているのよ」
「キ・ヲ・ツ・ケ・テ!」
気をつけて・・・?
次々とエレベーターのボタンは点灯し
そして、最後のフロア。
「あの人、あの茶色のスーツの人!」
茶色??レンガ色じゃん。
「あの人、婚約者いるから、ゼッタイダメ」
「ダメ?はい!」
入社2週目。
エレベーターの操作を覚えた私は、
社内恋愛の掟を網羅。
恋愛のキカイキントウが
会社に無いことを知りました。
後に、レンガ色のスーツを着た男性社員は
婚約破棄となり失意の底に。
その一つ年下の事務系女性先輩は
エレベーターで、二人っきりのタイミングに
「ヒドイっ私だったら○○さんのこと
そんな風に悲しませたりしない!」
と涙を見せ、男性社員を射止めたんだとか。
狙っていたんですね。
てか、そんな技、伝授されなかったわよ。