9月になって、正規留学の始まった子どもたちがたくさんいます。
そんな子たちと一緒に夏休みを語学学校で過ごした私は、自分が高校生のときに初めて短期留学した時のあれこれを生々しく思い出すのでした。
この夏に初めて海外に来た日本の子どもたちは、スマホなど手軽なツールがある時代であっても、良い大人と悪い大人を見極める力が弱いものだと思いました。
日本人特有の遠慮はもちろんのこと、日本社会は年長者の言動には従順であることを大人になった今に実感するのでした。
まずは留学先の食事が不味いという問題。味覚は個人差があるので、現地の子どもたちが成長している内容であれば、少しは慣れる必要もあると思います。
寮では、どこの国の子も好きじゃないクセのある野菜スープが出たりすることもあったようです。
また、ホストファミリーのほうが偏食で、肉を出さない、野菜を出さない、カフェイン中毒で子どもの飲み物がないという問題もありました。
子どもたちは不満を感じながら、ホストファミリーの偏食に我慢することが多いです。子どもの成長を阻害するような状況は、親やエージェントが早くに気づきたいものです。
ただ、親たちも現地の食文化を理解する許容力も持つべきだと思います。皮付きの果物、生で出されるニンジンなど、子どもたちが手を加えるのも経験値だと思うのです。
親目線の留学生活をまたご紹介していきます。