羽ばたけ!出国子女(3カ月目) | 12才からの海外ボーディングスクール

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12才の長女の一時帰国もあと1週間となった。

中高生のカリキュラムは、日本と海外でずいぶん違ってきてしまう。
「ダブルスクール」なんて欲張らずに、まずは親子で海外の成績アップを考えたいと思う。

海外の授業は、日本のようなガイドラインが明確ではなく、外せない用語なんかもない。
先生の気分とペースで、推奨テキストが選ばれたり、実験や授業が進められていく。
日本のようにただそれを聞いて、テストで覚えられれば良いという受動的なものではない。
おそらく、先生がテーマを与えたことに対して、リアクションをとることが最初のアピール。
次に、そのテーマを元に自分の研究したいことを掘り下げるのが勉強。
その分野についてどれだけ知識があるかをみられるのがテスト、となる。

つまり、日本式の
「授業中は静かに先生の話を聞く」
「質問に正しく答える」
「テストの点数が高い」
では、さっぱり評価されない。

ただでさえ言葉のハンデがあるのに、地元の子より上を目指す、というのは努力というよりコツが要ると思う。
日本で不良っぽいのに成績が良い子のような要領である。
国際舞台で「こいつ、デキる」と思わせるツボを親子で探るのは、なかなか楽しい。

それは、わが子に限ったことではなく、サッカーと同じで日本の子どもたちにも頑張ってほしいと思う。

高校の学費を無償化する話があるが、国際的に日本の高校のレベルが良いのなら、もっと留学生が殺到するかもしれない。
逆に、海外の高校のほうが良ければ、国内がタダでも生徒は減るかもしれない。

国際的にも良質な高校で、学費も無料。
これを実現するためには、移民という方法がある。
しかし、近年のアジアの経済成長で、移民のハードルがかなり引き上げられてきている。
「もっと優秀で」
「もっと金持ちで」
という留学生の条件が厳しい。
学費を無償化するのは、子どもが奨学金をとれるか親が移民を通れるかにかかってくる。

日本が一つだけ救われていることは、為替が円高なので、現地の学生より2倍くらいする留学生の学費も、かつてほど大変ではないという傾向にある。

わが子の12才、というのは日本では早い留学生だが、アジアの中では普通だと思う。

学力と経済力、親子ジャパンも頑張りたい。