原題(Blood)
ポール・ベタニー主演のサスペンス。
あらすじはポール演じるある刑事が、少女惨殺事件の容疑者を殺してしまうところから始まる。
容疑者は警察関係者しか知り得ない情報を手にしていた。
それなのに不起訴になったことに腹を立て、容疑者に罪を白状させるつもりが殺してしまう。
とまあここまではよくある話なのだが、･･････なんと容疑者は無実だったことが判明！
殺人犯になってしまった刑事。
自分の罪を隠そうとあらゆる手段を講じるのだが、事態は思わぬところで幕を閉じる――。
92分と短いのだがそこに複雑な人間模様が濃縮されていてとても面白く見ることが出来た。
イギリス、ランカシャーのどんよりとした空に、鉛色の海。
心地よい緊張感を保ちながらゆるやかに過ぎていく時間。
主演のポール・ベタニーの演技もよかった。
なんとなくもう一度見たいと思える映画。
原題のBloodというタイトルが重く響く。
気になった人は是非！
