ビルの作品は日本未公開作含めて、マイナーなやつからメジャーなやつまでほとんど全て見たけれど、短編までは追ってなかったので初めて見てみた。
『A Stone Appears』は短編ながら印象に残る、ちょっと怖い作品だった。
簡単に説明すると、ほとんど何もない空間に閉じ込められた男女が、あるひとつの石の出現により不穏な関係になっていく話。
まずあの何もない空間が怖いし、例え相手が好きな人であったとしても、あんな空間に二人きりで閉じ込められるとか耐えられない。
毎日飽きることなく同じ日常を繰り返しているのも怖い。
そこに現れる不思議な石。
不思議な石の存在はドラッグのようだと思う。
手にしている時間だけは別世界に行けるが、気づいた時には石のない生活には戻れなくなる。
最後は女が石を独り占めして、それに気づいた男が怒って石を投げて終わる。
余韻を残す怖い作品だった。
あと『Spending The Night』っていう短編も暗い気持ちになる作品。
10代の頃のビルが演じている。
ヘムロックでも思ったけれど、どんなに惹かれてる相手でも、たったひとつの出来事がきっかけで悪夢に変わる瞬間がくる。
軽い気持ちで見ると後悔するくらい、どちらとも社会的に重いメッセージが込められている作品だと思う。
他には『Pigan brinner!』はサイレント映画だけれどMaid on fire!(英題)というタイトル通り、風刺が効いていて面白かった。
『Alteration』はVRの短編で夢の話らしいけれど、よく意味がわからなかった。
『Do you like the taste of beer?』は派手な演出はなく会話中心だけれど、わりと面白かった。
雰囲気が『Burn All My Letters』の時のビルみたいだった。
残念ながら日本語字幕はないけれど、簡単な英語なので、ビル・スカルスガルドファンにはおすすめ!
初期作はスウェーデン語だから、英字幕がないとほとんど意味不明なので英語なのはめちゃくちゃ助かる。
ネイ(Nej)が「いいえ」って意味なのと、スコール(Skål)が「乾杯」て意味なのは覚えた。
あとビルが「The Late Show with Stephen Colbert」で歌ってたHey Tomから始まるクリスマスの歌(笑)
コミコンとかでビルに会える機会がもしかしたらあるかもしれないから、スウェーデン語も勉強しなきゃね。
とりあえず「Jag har sett allt du har varit med i」って言いたい。意味あってんのかな?












