vermouth14さんのブログ

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新旧問わず毎年200本は映画を見るので、映画の感想をメモ程度に書いています。
いち映画ファンとして少しでも気になる作品を紹介出来たら嬉しいです。
その他にもドラマ、アニメ、漫画、小説、歌詞など好きなものを自由に書いています。




ビルの作品は日本未公開作含めて、マイナーなやつからメジャーなやつまでほとんど全て見たけれど、短編までは追ってなかったので初めて見てみた。


『A Stone Appears』は短編ながら印象に残る、ちょっと怖い作品だった。


簡単に説明すると、ほとんど何もない空間に閉じ込められた男女が、あるひとつの石の出現により不穏な関係になっていく話。





まずあの何もない空間が怖いし、例え相手が好きな人であったとしても、あんな空間に二人きりで閉じ込められるとか耐えられない。

毎日飽きることなく同じ日常を繰り返しているのも怖い。


そこに現れる不思議な石。


不思議な石の存在はドラッグのようだと思う。


手にしている時間だけは別世界に行けるが、気づいた時には石のない生活には戻れなくなる。


最後は女が石を独り占めして、それに気づいた男が怒って石を投げて終わる。


余韻を残す怖い作品だった。





あと『Spending The Night』っていう短編も暗い気持ちになる作品。

10代の頃のビルが演じている。

ヘムロックでも思ったけれど、どんなに惹かれてる相手でも、たったひとつの出来事がきっかけで悪夢に変わる瞬間がくる。


軽い気持ちで見ると後悔するくらい、どちらとも社会的に重いメッセージが込められている作品だと思う。



他には『Pigan brinner!』はサイレント映画だけれどMaid on fire!(英題)というタイトル通り、風刺が効いていて面白かった。

『Alteration』はVRの短編で夢の話らしいけれど、よく意味がわからなかった。


『Do you like the taste of beer?』は派手な演出はなく会話中心だけれど、わりと面白かった。

雰囲気が『Burn All My Letters』の時のビルみたいだった。


残念ながら日本語字幕はないけれど、簡単な英語なので、ビル・スカルスガルドファンにはおすすめ!


初期作はスウェーデン語だから、英字幕がないとほとんど意味不明なので英語なのはめちゃくちゃ助かる。

ネイ(Nej)が「いいえ」って意味なのと、スコール(Skål)が「乾杯」て意味なのは覚えた。

あとビルが「The Late Show with Stephen Colbert」で歌ってたHey Tomから始まるクリスマスの歌(笑)


コミコンとかでビルに会える機会がもしかしたらあるかもしれないから、スウェーデン語も勉強しなきゃね。


とりあえず「Jag har sett allt du har varit med i」って言いたい。意味あってんのかな? 







『バーバリアン』10/7(水)4K UHD+ブルーレイセット発売!


Blu-ray発売されるんだが!

日本は配信だけで円盤はスルーされると思ってたから嬉しい!

US版を購入するか迷ってたから待ってて良かった〜。


ビルのキース役意外と好きなんだよね。悪い奴じゃないのに悪い奴に見えてしまう不思議。

バーバリアンは改めて見返すと、女性の視点がめちゃくちゃ上手く描かれている作品なんだよね。

例えば主人公のテスがダブルブッキングのせいで、仕方なくキースの部屋に入るシーンとか、出された飲み物をやんわり断るシーンとか。

女性だと共感できるシーンがたくさんある。


ダブルブッキングとは言え、知らない男がいる部屋に入るのは嫌だし、何度も飲み物を勧められたり、使ってたベッドを譲られたりするのも、正直嬉しくない。

そういうちょっとした居心地の悪さみたいなものを描くのが上手い。


男性が見た時でも同じようにキースの行動を不気味に感じるのだろうか?


あと、シーツを変えた後すぐに部屋を出ていかないのも怖い。

あの変な間が、実はヤバい奴なんじゃないか? と思ってしまうんだよね。


実際は気を遣ってるだけなんだけど、その気遣いが誤解を招く。


キースもテスを引き留めたりしなければ、助かっただろうに。

そこも男女の違いに思える。


そんな男女の違いを感じられるのもバーバリアンの見どころのひとつ。


Blu-rayには未公開シーンも収録されているので、おすすめ!













ビル繋がりで話すと、最近隣に座った小学生くらいの男の子が、ペニーワイズの人形を見せてきて「これペニーワイズっていうんだよ」って紹介してきて、「知ってる笑」と思いながら話を聞いていたら、


「中に入ってる人はビルって言って、CGを使わずに目を動かすことができるんだよ」


ってことまで教えられて「そんなことまで知ってんの!」とびっくりした。


最近の子どもはYouTubeで色んな情報を得るんだね。


ビルのファンだけど、まさか他人の子どもからビルの話をされるとは思わなかった笑


それにしても子どもにITを見せる親って一体。。。


大事そうにペニーワイズを抱えて去っていった子どもを見て、ちょっと複雑な気分になった。






原題(CLARK)



あらすじ

「ストックホルム症候群」という言葉を生んだ事件の当事者にして、数々の罪を犯した犯罪者クラーク・オロフソン。彼の驚くべき半生を映し出す。



(Apple TVより)





簡単に言うと、ストックホルム症候群の元ネタになった人の話。


前にNetflixで流し見したドラマだけれど、ちゃんと見てなかったからもう一度見るかと思って見たら、


ビルの兄弟と彼女まで出てたんだね。


子ども時代を演じたのがビルの兄弟で、ライターがビルの彼女。








スウェーデンの作品だからか割と性に自由というか、ありえない頻度で全裸シーンが映るから、家族で見る人は気をつけてね。

パートナーのアリダ・モルベリとの演技も気まづくなかったのかなと思ったら、会話シーンのみだった。

そりゃあそうだよね。さすがに。


ちなみに↓が実際のクラーク・オロフソン。





↓がビル・スカルスガルド。





よく似てる。

犯罪者なのに周りを魅了していくクラークはハマり役だったけれど、ビルはよくこの役を引き受けたなあと思う。


しかも最近は変わった役ばかりやるなあと思いながら、色んなインタビュー映像を漁ってたらVogue Scandinaviaのインタビュアーが、


『Why you always playing such creepy characters?』(どうしていつもそんな不気味な役ばかり演じるんですか?)


ってちょっと失礼なことを聞いていて、その質問に対して、


『What's wrong with you?

That's what you want to ask?』(どうしちゃったの? それが聞きたいことなの?

)


って返していてビルらしいなと思った。言い方的に、少しうんざりした返答にも聞こえる。


しかもその後の質問にもビルらしさが出ていて、


『What would you say is the most misunderstood thing about vampires?』 (ヴァンパイアについて、一番誤解されていることは何だと思いますか?)


に対して、


『In the folklore of it all. They weren't sexy.

Uh, they weren't these romantic, you know, Twilight looking things.

So I think we're trying to bring it back to the.

To the myths, to the.

To the tradition with this one.』(昔からの伝承でいうなら、ヴァンパイアはセクシーな存在じゃなかったんだ。『トワイライト』みたいなロマンチックな存在でもない。だから今回は、そういう神話や昔からの伝承に立ち返ろうとしているんだ)


って、答えていて、なるほど! と思った。

ビルはトワイライトみたいなロマンス系はあんまり好みじゃないんだろうなあ。

そうじゃなくてもっと本質的な部分に魅力を感じるんだろうね。

ホラーとかクリーピーな役が好きなわけじゃなくて、そのキャラクターが持ってる心理的な部分が好きなのかもね。美化されていないもの。

ヘムロックもロマンスとは言えないし。


なんか作品選びがちょっとジョニーに似てるなと思う。


もっとロマンス系の役でも選べるはずなのに、そこに興味を示さないのがビルらしい。


でもたまにはもうちょっと家族で見れる系の作品にも出てほしいなあ、とファンとしては思ってしまうんだけれど、そんな要望もビルからしたら『What's wrong with you?』って感じなんだろうな。


ちなみに『Esquire US』→https://www.esquire.com/entertainment/movies/a60878863/bill-skarsgard-interview-2024/のインタビューでも似たようなことを語っていたのと、好きな映画とか趣味とか哲学的なことまで話していて面白いなと思った。

ビルファンにはおすすめ!