人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語 -8ページ目

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

なんちゃってお節と

お雑煮で2026年を迎えられて


ほっと一息つく。






日本の皆さま


あけましておめでとうございます。




年末年始は

何もしない!

がんばらない!


という選択もあったのだけれど、


術後の体調は

行きつ戻りつしながらも、

いくつかのことは

やると決めて動いた。



クリスマス頃から

チェックしていた日本帰国の航空券を

昨年中に買ってしまいたかった。



31日はなんちゃってお節も

用意したい。


31日の朝、前日チェックした航空券を

さくっと買おうと思ったら、


最後の最後で、

手違いがあり購入できず。




がーんとなりながらも

冴えない頭で、

あれこれと挑戦していると

あっという間にお昼過ぎになる。




あとちょっとだけ調べて

納得いかなければ、

来年にしようと決めての

悪あがきだったが、


便を変更してトライしてみたら、

なんと最初の予定よりも、

乗り換えなどが楽な便が、安価で購入できた。




検索し続けると

先に予約されてしまい

突然高くなる!

ということは多いのだが、


細かく、便設定を変更していくと

こういうことにもなるのだな!

と少々驚く。




細かい話になるけれど


ネット検索で

複数都市でチケットを探すと

航空会社側の売りたい便の組合せで出てきて、


それだと乗り換え時間など不都合だと思い、

そこでやめてしまうことが多いのだが、




今回はそこでやめずに、一部の便を変更してみると

問題なく購入できた。



一度は、がくっと落ち込んだが

また一つ勉強になった。




怖がりで面倒くさがりの私は

以前はANAのローマ支店に電話をかけて

チケットを購入していた。


オペレーターの方に

「複数都市で検索されるとご自分でも取れますよ。」

と言われても、


検索に時間を要し、

ミスは許されない作業なので、

発券手数料がかかったとしても、

プロに任せるに越したことはない

と思っていた。



そんな私だったが、

ローマ店での航空券予約業務がなくなってしまったので


仕方なく、その昔オペレーターの方に言われた方法で

トライするようなった。



やってみたら、なんとか自分でもできる。



もちろんいろんなパターンを考慮して

何度も検索するので、時間はかかる。



そうやって毎年トライしていくうちに

色々と細かなことが分かってくる。



必要に迫られてやり始めたことだが、


きっと人生の中には

こういう、できないと思って、

やっていないことがいっぱいなのだろう。



やってみたら、意外と簡単だ気づく。




そんなことを思いつつ、

半日遅れて、なんちゃってお節料理の支度にかかる。


夕食前までお節準備はかかったけれど、

疲れてぐったりならず、なんとか出来上がる。




品数が少ないのと

煮しめは、手違いで里芋が手に入らず、

じゃがいもでしのいだところが、苦笑ものではあるが、

よしとしたい。






前日、友人の山の家を訪ね、美味しい空気を吸って

気分転換したお蔭で

パワーアップしたのかもしれない。





その山の家のまわりで、

オルビタリングの写真も少し撮る。








空気が澄んでいて、

光も音もとても静かな場所で、

今の私にはちょうど良い環境だった。




その写真を使ったオルビタリング作品を、

ただいまインスタグラムで

限定数でオーダーをお受けしています。


詳細はインスタの投稿をご覧くださいね。




さて、この調子で、

焦らずぼちぼち、過ごしていきます。




今年は、できない自分を責めるのではなく、

できたことをそっと数える一年にしたいと思います。



そして

皆さまが心踊るような作品を

今年も少しずつ

制作していこうと思います。


どうぞ今年もよろしくお願いします。




今日ご紹介した日常や制作の延長線上で、

生まれているのがVersiColoriのジュエリーです。


気になる作品がありましたら、サイズや素材、オーダーについても、お気軽にお問い合わせください。


▶︎公式HPはこちら VersiColori 

▶︎Instagramでは最新の作品や制作風景を紹介しています。Instagram


 


朝からおでんの下ごしらえ。


オランダから帰省中の長女のために。




日本の皆さま


おはようございます。



家族みんなが


まだ眠りを貪る中、


キッチンでことことと

大根や牛肉を煮て

ゆで卵を作る。



フィレンツェで手に入る食材を使って

今年初めてで最後のおでん作り。



たくさん作ったゆで卵が

今回は綺麗に皮がむけず、

ちょっと不恰好になってはしまったけれど


そこもご愛嬌。



大切な誰かのために作ることは


料理の原点に帰ったようで


おでんの下ごしらえを

嬉々として進めた!




午後から

術後の気にかかるところを

診てもらいに病院に行ったのだが、



一週間前の抜糸の時とは打って変わって



患部を濡らさないことと

テニス再開はもう少し先だと


言い渡され、

少々ブルーになる。



一瞬暗くなった気分を

吹き飛ばそうと長女を誘って

アヌンツィアータ広場にある

眺めの良いカフェに行く。







カプチーノ飲んで、ほっこりして

ドゥオモの美しい姿で心を潤して



「ここで自制することで、早く良くなるかも!

今日病院に行っておいて良かった。」

と、気分は前向きになっていった。




カフェを出て、本屋で

テニスのメンタルトレーニングの本を買い、


またまたアジアンマーケットで

お節用の足りない品を買い足す。




そして夜は


朝から仕込んでおいた

おでんを


ふーふー言いながら

家族みんなで

いただく。







子供たちの笑顔と

「美味しい〜」

「ありがとう!」

私には何よりのご馳走である。



そして色々あった今日という一日に


ありがとう!





ドゥエット パールペンダント 925シルバー 西洋彫り 絹地加工



 

VersiColori jewelry is handcrafted in Florence.

If you are interested in any piece,

feel free to contact me via the links below.


▶︎ Official website VersiColori

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フラ・アンジェリコの

柔らかで優しい色の海に

ひたる夕べを過ごす。






日本の皆さま

おはようございます。



フィレンツェのストロッツィ宮



フラ・アンジェリコ(ベアート…アンジェリコ)の展示会に

家族全員で繰り出す。





ルネッサンス美術を

こよなく愛する主人は

この展示会に足を運ぶのは


なんと、三回目!



実は主人の美術ガイドファンは

世界中にいる。



語学教師でありダンテ講演家の主人は、

学校の生徒たちを連れて美術館でレクチャーする。



美術と文学、そして時代背景が重なり合うその語りは、

なぜか通りすがりの一般の人々まで惹きつけてしまう。





そんな美術愛が昂じる主人の説明を

今回は家族が独占することになる。



美術館にいる時間が長すぎて

退屈になり、

廊下へ出たりベンチに座ったりと

時間を持て余していた

子供たちが幼かった頃とは打って変わり、


主人の説明に聞きいり

そして質問する姿を見るにつけ


「ああ、成長したなぁ。」

と一人感動する。






フラ・アンジェリコは


ドメニコ派の修道士であり

画家でもあった。



フィレンツェの

サンマルコ広場にある

サンマルコ美術館に

多くの作品が所蔵されている。



受胎告知のフレスコ画は、

フィレンツェに来られた方は

必見である!


これはここに行かないと

見ることができない。




展示会に話を戻す。


そのサンマルコ美術館からも

いくつか貸し出されて展示されていた。


そしてルーブル美術館やアムステルダム国立美術館など

世界中から宝石のような作品が集まっていた。






美術館や展示会に足を運ぶ時

「この中から一つプレゼントされるとしたら、どれをもらって帰る?」


子供たちにこう言って、

その日の一枚を選ぶようになったのは

いつからだろうか?



こうすると

みな一生懸命、見ることに専念するし、

繰り返すうちに

自分の好き!という感覚が研ぎ澄まされてくる気がする。



今回の私の一枚は、こちら。





アムステルダム国立美術館所蔵「謙譲の聖母」


そして次女の一枚は、サンマルコ美術館所蔵の

「最後の審判」だった。



写真は撮っていないが、

真ん中に墓が描かれていて、その蓋が空いていて、

左側に天国に行く人々

右側に地獄に行く人々が

描かれている。




世界中の美術館や教会に

部分部分存在しているものが

一堂に集められ


こうであったであろうという形で

目の前に広がるのは

やはり圧巻である。



思いは時空を駆け巡る。



また、私は職業柄

額縁の装飾や、

絵画の下地に金が塗られ、

その上から彫りがほどこされている様子などを

感嘆の思いで見入ってしまう。







それぞれが絵画の前で

息を呑み、

優しい光に包まれ、

想像力の翼を羽ばたかせる。



駆け足でなく、

じっくりゆっくりと

鑑賞する時間は


自分の生を

実感する時間でもある。



今、ここに集中できる

絵画鑑賞の時間を

ありがたく味わう。



勉強漬けで忙しい毎日を過ごす長女にとっても

ゆったりとした時間であることを

願いつつ。





オルビタ パールピアス 925シルバー 西洋彫り




今日ご紹介した日常や制作の延長線上で、

生まれているのがVersiColoriのジュエリーです。


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