人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語 -19ページ目

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

日本の皆様


おはようございます。


オランダ滞在記、ちょっと前後しますが、

今日は先週末に長女と足を伸ばしたハーグ観光に触れます。







ハーグという都市、私の頭によぎることと言えば


ハーグ条約。


国際結婚で結婚が破綻した時に、片方の親が子供を自分の国などに連れ去らないようにするための法律。(これだけではないので詳細は検索ください。)


日本への一時帰国の時、主人が一緒でない時には一筆書いてもらい、パスポートコントロールでは、なぜ旦那はいないのかを説明する。


子供達が小さい時は、常にあったコントロール。


これを真っ先に思い出すのだが、


この街には世界の国際機関が集っている。



ティルブルフ大学で国際法を専攻している長女が、まず行きたいと言い出した場所はこちら。





国際司法裁判所。

長女は大学で行く時に中の見学はできるということだったので、今回は外観だけ見る。
そしてわれわれは意味もなく建物を一周した。
それぐらい、長女にとって大切な憧れの地であるようだ。

平和の火も灯っており、その周囲にはそれぞれの国を表す平和の思いを込めた石たちが置かれていた。






オランダの天気は気まぐれで、一日のうちに雨が降り出したかと思うと止んで、晴れ間も顔を見せる。

ティルブルフで慣れてはいたが、ここへ強い風も加わる。

ハーグ滞在時には気温もぐっと下がり、
到着後すぐにわれわれは中華街をうろついた。



アジアンフード満載。

ラーメン屋も二軒ほどあり、後で食べたくなったら行こうねと言いながら、いろいろなお店を見ながら歩く。



冷たい風に吹かれていたら、やっぱり温かいラーメンが食べたくなり、中華街の一軒に舞い戻る。

今年は日本に一緒に帰らなかった長女には、日本の食べ物も食べさせてやりたかったので、今回は良い機会だったのだ!

二軒あったラーメン屋のうち、チェーン店ではなさそうな一軒を選ぶ。

内装は完全日本。
私の子供の頃にはよく見た懐かしいオロナミンCの看板もかざってあった。





店内はJ POPが延々と流れる中、バリエーションの多いラーメンメニューから、私はどさんこ(北海道)、コーンバターをセレクト。





魚介が食べたかった長女は不思議なエビ串ラーメンに決定。

ふーふー言いながら食べて、温まってにっこり。

カレーのバリエーションも豊富で、次女が一緒だったら絶対カレーだったよね!などと話しながら、ラーメンを啜る。




そしてこの日のメインイベントは、こちら。






マウリッツハイス美術館


フェルメールの
「真珠の耳飾りの少女」

に会うのを、私は心待ちにしていた。

この街にあることを知らず、せっかく行くなら観光しなくては!と思い名所をチェックしていたら、なんとこの絵画所蔵美術館を発見。
いっきにテンションが上がりました〜



チケットは前日にオンライン予約していたので、チケット売り場には並ばずに、そのまま荷物とコートを預けにクロークへ。

身軽になって館内を闊歩する。

こちらの美術館はフェルメールとレンブラントを堪能できる。

どちらも光と影を効果的に使う画家である。

イタリアの光と影の魔術師といえば、カラバッジョ。
主人と長女が愛する画家だが、私は今ひとつ好きではない。

同じく、光と影の画家が満載のオランダで鑑賞しながら、長女と色々なことを話す。

「真珠の耳飾りの少女」は予想以上にこじんまりとしたサイズで驚く。







大雑把にも見える筆捌きなのに、陰影の影響で離れてみると、少女が背景から浮き出ているように見える。

じっと見入っていると、美しいつぶらな瞳で見返されているような錯覚に陥る。

この絵の前で、少女と同じ服装をしたミュッフィーと写真を撮ろうと悪戦苦闘していた日本人女性がいたが、
後で行ったミュージアムショップでミュッフィーが売っていて納得。
かなりの値段でもファンであればほしいだろう。




忘れていたがディック ブルーナのミュッフィー、日本の絵本ではうさこちゃんと訳される口がバツじるしになっているうさぎの絵本もオランダ産である。

私はミュッフィーには興味を抱かず、この猫バージョンのフェルメールの真珠の耳飾り少女に執着してしまい、悩んだ結果、Tシャツではなくてバッグを購入。




中もゴブラン織で、美しく、お気に入りの仲間入りを果たしそうである。


寡作のフェルメールは現存が36作品ということだ。

この少女の絵以外にも、数点この美術館に存在していて、



「デルフト眺望」も、濃淡の濃い静けさをたたえる美しい作品で、思わず絵の前で足を止める。

レンブラント好きな方にもこの美術館は見どころがいっぱい。


「スザンナ」


「アンドロメダ」


大変有名だけれど、写真に収めなかった作品としては、

もある。

レンブラントに関しては、まだまだたくさん所蔵されている。


また果物や色とりどりの花々などの静物画も、ボタニカルアートが好きな私としては、嬉しかった。






ゆっくりと美術作品を堪能して、ミュージアムショップでお土産などを買い、


ホテルへ向かうことに!





さてさて、ハーグ初日の様子はこの辺りにして、ホテルや夕食などは次回のお楽しみに〜




鉄線パールピアス 18Kイエローゴールド 西洋彫り



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



Kaoruko Nakashima がフィレンツェで制作しているハンドメイドジュエリーにご興味がおありの方はどうぞこちらをご覧ください。 

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価格、制作時間、送付方法などのご質問は、サイト内のお問合せ、或いはブログのコメント欄より、ふるってご連絡ください。


 

 

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日本の皆様


おはようございます。


オランダで大学生活を始めた長女の元へ訪れている私。


滞在2日目は長女が授業を受けている間、コンテンポラリアートのデ ポントミュージアムへ、自転車で向かう。


泊まっているAir B&Bから自転車で10分ほど。


初日に長女と共にティルブルフの街を自転車で走り、交通ルールなど大まかに理解していて良かった。


皆、かなりのスピードで自転車を飛ばしているので途中でグーグルマップを見てからまた動き出す時などは、左右の確認が重要となる。

そして自転車が通る自転車道はきちんと整備されているのだが、そこをバイクも通るので、これまたものすごいスピードで追い抜かれていかれるので、注意が必要である。


さて訪れた美術館は、ルネッサンス美術のフィレンツェで暮らしている私からすると、久しぶりの現代アート。

飢えていたので、嬉しい。




お庭が綺麗よ!

とAir Bのマダムから教えてもらっていた。


季節が良ければ、もっと綺麗だろうが中々素敵だった。








惹かれた作品は常設展示の


(Thierry De Cordier)

こちらや



(Rob Birza)

の天使。




椅子のオブジェなど。

男女の踊りというかパフォーマンスも行われていたが、こちらは写真撮影禁止だった。


下は企画展で

この人形が喋る。

壁には目や耳などが描かれている。


Hamaza Halloubi 

How much time do you have for me?



企画展はモロッコ人造形アーティストHamaza Halloubi

の作品展であり、


その他映像作品(映画)も上映されており、なんの予定もない自由時間いっぱいの私は、75分くらいのVizorという作品も見る。

モロッコの美しい景色が詩情豊かに、ゆっくりと流れるのを見るのは心地良かった。


しかし内容は素性が分からず、全く知らないヨーロッパの地で恋に落ちて結婚した男女が、実はで兄妹同士で結婚して子供を作ってしまったと、あとで判明する

という中々ヘビーなものであった。


モロッコの貧困についてや、色々なことに触れられているが、アート映画には、結末はあまり重要ではないよう。

私が曖昧にしか理解できなかっただけかもしれないが。


現代アートにどっぷりと浸かりながら、


「無駄」

ということについて考える。


無駄というとちょっと乱暴な言い方になるが、

私が若い頃大好きだった

面白いものたち=現代アート


は人生に絶対に必要なものかというと、

そうではないのかもしれないと感じる。


芸術一般が、余剰が生み出した贅沢なものである。


あくせく時間を切り詰めて生きている時には考え及ばない世界がそこにはある。


若い頃は、ちょっと逸脱しているものに惹かれた。

そういうものを考えて作り出すことは

無駄かもしれないことへの挑戦なのである。


年を重ねて、時間に追われる生活から、ふっとこうして現代アートに触れる時間を持ち、

再び、

無駄の大切さを感じる。


意味を求めるばかりが人生ではない。


一見無駄、無意味なことに思いを馳せる

こういう時間の

なんと贅沢なことか!

そこから偉大な小説や思想も生み出されていく。


そんなふうに考えがあちこち飛び交う不思議な時間にどっぷりと浸りながら、半日を過ごす。




そして、その晩はなんと長女がアルバイト代で初めて私に夕食をご馳走してくれた。


感動ものだった。


まだまだ学生の身分なので、私が払う気だったのだが、

自分が払いたいと言って聞かなかった。


長女が連れて行ってくれたのは、アフガニスタン料理のレストラン。


ティルブルフで高評価のレストランがアフガニスタン料理だったということで、実は夏に主人と訪れて、

大変気に入ったらしく、

どうしても私に食べさせたいということだった。




赤ワインで乾杯していただく。


上が前菜とナンのようなパン。餃子の皮のようなものを使った料理やフライ、鶏肉も柔らかくて美味しい。


ご飯が二種類。

上がナッツやレーズンなどの乗った甘いご飯で、特別な日用のものだという。


そして下が日常食べるご飯料理でこちらにはひよこ豆などが入っていた。


メインのお肉料理は、喋るのと食べるのに夢中で写真を失念してしまった…


こちらは付け合わせ、ミートボール、ナス、ほうれん草、レンズ豆などが小鉢で出てくる。



そして最後にプチアイスが二種類とプリンのデザート。(こちらも写真は失念)


野菜もたっぷりで身体にも優しいアフガニスタン料理。

どれを食べても、

なんだか懐かしい感じがするのは、

やはりアジアだからなのか?


オランダへ来て、毎日色々な経験をさせてもらっている。


長女の決断が、私の人生の扉を開けてくれたようだ。


イタリア止まりで十分に満足していたが、まだまだこれから未知の世界を体験するようである。



ドゥエット パールペンダント 925シルバー 西洋彫り




今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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日本の皆様


おはようございます。


オランダのティルブルフ大学に通い始めた長女を訪ねて、エンドーベンへ向けてピサから出発。


久しぶりにライアンエアーに乗る。


しかも強い味方の主人はなし。今回は一人で!




大きな20キロの荷物に、滞在中の荷物も忍ばせて預け入れしたので、行きは手荷物はほとんどなく、楽々搭乗。


早朝の便だったので眠る気満々だったのが、興奮してか眠れず、残念。


とは言え、問題なく無事にエンドーベン空港に到着し、そこで荷物をピックアップしてゲートを出ると長女が待っていてくれていた。


そこからは長女の案内に従い、最初にエンドーベンの駅まで空港バスで向かい、そこから電車でティルブルフへ移動する。


長女の住むシェアハウスまでタクシーで行こうと思ったが、雨も止んだので、歩こう〜

と!








オランダの住宅街の街並みはイタリアと違って、なんとも面白い。

こんなかわい子ちゃんが窓辺にまるでオブジェのようにちんまりと座っているのは、稀ではない。
いろんなところで、家の中から外を眺める猫、人目を気にせず丸くなって眠る猫、
様々な猫を見かけた。

家は道路に面した一戸建てが多いのだが、イタリアに比べてこぢんまりとした高さ。

オランダ人は背が高い印象が私の中では強く、その割には家は小さいのだなぁという印象だ。

一戸建ての家はそれぞれ持ち主の趣向が凝らしてあって、家全体の色や形も多分イタリアに比べて自由。そして上の猫ちゃんの写真のように様々なオブジェを並べてデコレーションを楽しむ。
まるで、路上の人々を楽しませるためにデコレーションをしているようで、
変な中国趣味なデコレーションがあると、
ぷっと吹き出したり、

素敵だなぁと思う飾り方には感心したり、

街を歩きながら、驚きの会話は尽きない。



曲がり角の建物ははそこが玄関になっているところも多く、興味深かった。


ティルブルフの街は自然が多く、街の木々は色づていて、ちょっと日本の紅葉が懐かしくなる。






秋色の道を落ち葉を踏み締める音を聞きながら散策する。






長女のシェアハウスで、日本から買ってくるように頼まれた荷物などを渡し、私の荷物だけ持って、そこからAir B&Bへ移動する。

私に自転車を借りてくれていたので、二人して自転車で向かう。

今まで、私が自転車で長女を先導してきたのだが、初めて長女の後ろをついて行く。

これまたなんとも新鮮な気持ちである。

チェックインしたAir Bはとても素敵なお宅だった。
インテリアには持ち主のセンスが反映されるから、できれば、こういう素敵なお家に当たりたい。

着いてきていた長女は、
「私もここで一緒に寝たい〜」
と言っていた。

小綺麗なことだけではなく、大学まで徒歩5分の立地だから。

ここなら、長女の授業が終わった後に、何かと落ち合いやすいかと思い、予約をしたのである。






その後長女と連れ立ってティルブルフ大学のキャンパスへ。









学食にも着いて行って、そこでランチをすることにした。


国立大学の学食のイメージとはかなり異なり、おしゃれな雰囲気だった。(写真をバシバシ撮る雰囲気ではなかったので画像はなし。)


長女曰く、学食と言ってもそれほど安くはないから割といつも空いているということだった。


そちらでアジア風の麺とトマトスープをチョイス。


枝豆やらマンゴーやら乗っていて不思議な味だったが、シンプルに塩胡椒、オリーブオイルだけ加えたが、美味しかった。


ポン酢とかバルサミコ酢をちょっとかけるともっと美味しくなりそうである。




この後、図書館に案内され、そこでカフェをして、長女と分かれる。


彼女はこれから大学で少し勉強をして、その後バイトが夜まで入っているという。


私はスーパーでビールや豆乳を買ってB&Bに戻り、夜に備えて一休みすることにした。


結局、夜は中心部に行くパワーがなかったので大学近く(B&Bの近く)のビール屋で軽く飲んでつまむ。








この国、コロッケみたいなフライを皆、よく食べるようで、そちらをつまみとして注文する。


長女と勉強について、恋愛について、そして将来の夢について、


語り合った。


ああ、こういう時間は、貴重である。

近くにいる時は、忙しすぎて、こういう時間を作ることができずにいた。


旅行という形がもたらす親子水入らずのひととき。


最高である。


無理にでも行け!

と言って、背中を押してくれた主人、


そして私の訪れを待ち望んで、あれこれとアレンジしてくれている長女に



感謝の言葉しかない。


今日という素晴らしい一日にありがとう。



ギルランダ サークルピアス 925シルバー ジルコニア 西洋彫り



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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