イタリア料理でアペリ準備 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

日本の皆様


おはようございます。


暑かったフィレンツェも、先日のひと雨で、ぐっと過ごしやすくなりました。


その雨の中、素材屋や鋳造屋を自転車で梯子していた私は、

ずぶ濡れネズミ状態で、


店に入ったものの私がが歩く後ろから、ポタポタと水たまりができる始末。

雨でもついていることが多くて、降られない私を自負していたが、たまにはこんなこともある。



さてさて、9月に入り制作も日々コンスタントにこなしつつ、

友人をアペリティーボ(アペリティフ)に招く。


外で飲んでも良かったのだが、

長年フィレンツェで仲良くしている日本人の友人に、

子供たちも、彼女も会いたがったことから、わが家で飲むことになった。


つまみになるものを用意しにスーパーへ行くと、20日ほど前(8月半ば)に日本から友人が来た時には、見つけられなかったいちじくを見つける!


いちじくがあれば、メロンを買うのはやめにした。


生ハムメロンではなくて、


生ハムいちじくにしようと思ったから。



そしてゴルゴンゾーラと胡桃も買っておく。


これらもいちじくに合う。


結局この日のおつまみは、




いちじくと生ハムのクロスティーニと、ゴルゴンゾーラとポテトのパイ。



このブログでも何度も登場している昔からの友人、ツグミさんの焼きカプレーゼ。





詳細は彼女のInstagramをご参照ください。



これまた上のインスタからレシピを探してもらえるネクタリンの爽やかカルパッチョ。


ネクタリン(桃)を薄くスライスしてルッコラと生ハム、ブッラータチーズ、胡桃を乗せて、

塩胡椒とオリーブオイル。


これだけのことなんだけれど、

お客様方、皆唸りましたよ!


冷えた白ワインを美味しくいただきながら、これらのつまみを召し上がってもらいました。


そしてこの後、生ハムとセージを使ったサルティンボッカを軽く焼いてお出しする。


いわゆるCENA夕食

ではないので、


前菜、プリモピアット(パスタやリゾット)、セコンドピアット(肉や魚)、そして付け合わせ野菜というメニューではなく、


前菜オンパレード。

そしてちょっとお肉。


こんな感じのメニューでした。



筒がなくこの晩も終わったように見えながら、


実は外出中の主人から、アペリ開始15分前に電話があった。


ああ、きっと遅れるから先はじめておいて!とかなんとか言う感じだろうと思いきや、


もう一人オランダ人の友人を連れて来ても良いかという電話だった。



この方の旦那様も含めて、本当によくしてもらっているし、彼女のことも大好きだから、もちろん承諾したけれど、


またしても主人の調子の良さに辟易する。


今日呼んでいた日本人の友人は、社交的な人で、

突然一人、人が増えていても全く問題がないタイプだった。

イタリア語も堪能なので、イタリア人であろうと外国人であろうとOK。


料理も夕食ではなくて、アペリティーボなので、つまみと割り切れば、そんなに満腹になるほどの料理がなくても良いわけで、足りなければ、豚肉の生姜焼きなどプラスできる状況だったので、こちらも問題なかった。


だけど、いつもいつも、こうとは限らない。


私がフレキシブルではないことを分かっていて、

こうして挑発的に、チャレンジしてくる。


ああ、一緒にいると、鍛えられる。


むかつきながらも、自己鍛錬の一環として受け入れたわけである。


もちろん、到着した友人には、即座に勝手に一人増えることになったその日のアペリについて詫びを入れる。



いつでもウェルカムなイタリア人と、ある程度用意ができていないと人を呼びたがらない日本人(私だけかもしれないけれど)の気質の違いが大きく出る。


ここは、私が料理大好き専業主婦になったなら、変わるのだろうか?


いやいやきっと変わらないだろうなぁ。


いつでもウェルカムで大らかなイタリア人に憧れつつ、


殻を破れない日本人気質の私を持て余す。



クリーヴィ ペンダント925シルバー 西洋彫り 絹地加工



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪


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