皆様
おはようございます。
今年の個展は10回目の記念すべき年なのだが、
手伝ってくれていた友人たちが、恐ろしく忙しくなっていて、
それでも厚い友情からか、本当に無理をして時間をやりくりして、話し合いに参加してくれている。
申し訳ない思いと共に、
しっかりせねば❗️
と自分に発破をかける。
個展前日は、皆でセッティングするのが常であったが、今年は皆の仕事の都合で、一人でのセッティングとなりそうである。
その前に、ある程度の机の配置などを話し合うために、週頭にベイサイドスクエア皆生ホテル
にて少しだけ話し合いを行う。
一人の友人は、この日も参加が難しかったが、
机の配置と、どこにどのシリーズを置くか?
ということが決まっただけで、
かなり私の頭の中が整理される。
10年分のDMもラミネート加工して、準備した。
ホント、10回もがんばったよなぁ。
二人の親友の一言から始まった個展。
そして、母校の文化祭の名前をもじり「大人柏葉祭」
と名付けて、楽しみ盛り上がり、
大いに手伝ってくれた彼女たちの力がなければ、こんなに続けることは、できなかった。
あれから月日は流れ、彼女たちも仕事で要職につくようになり、以前ほど気楽に時間を捻出できなくなってきたようだ。
年齢も重ね、私自身も体力に自信がなくなりつつある。
昨年の夏の帰国時に体調を壊したこともあり、今年は詰め込みすぎないイベント体制を敷いた。
私は少し余裕があるのに、彼女たちの大変さを垣間見るにつけ、
ああ、負担になりすぎませんように。
と祈るような気持ちになる。
50代に突入して、私は以前に比べて不安が大きくなった気がする。
外国に住んでいること、
今後もこのように日本とイタリアを行き来する生活が、どれくらいできるのだろうかということ、
肉親の死を経験して、
私はどこで死んでいくのだろうか?
その後、ハーフの子供たちは対応できるだろうか?
彼女たちはどちらの国に根をはって生きていくのだろうか?
などなど、考えだせばキリがない。
しかし、ふと、辺りを見渡すと、
私だけではないかもしれない!
そんなふうに感じることも多くなった。
環境はそれぞれ違えども、自信みなぎっていた頃を過ぎ、
人生の秋口に差し掛かってきて、うっすらとした疲れや寂しさを纏い始めている。
もちろん、何歳になっても元気溌剌な人はいる。
私もテニスをしている時は、そちらの部類の気分であるが、
年がら年中、それを維持できているわけではない。
日本に戻り、街を歩いていると、覇気のない表情に気づくことがある。
他人の中に見出したものは、私を投影しているもの。
おっといけない。
病は気から。
幸福は笑顔から⁉︎
楽しいから笑うのじゃない!
笑うから楽しくなるのだ!
ラッキョウが転がってもおかしかった高校生の頃って、
多分この後者だった気がする。
まずは笑顔だ!
そう思い口角を上げる。
そして、思う。
同世代のちょっと自信を失いかけた女性たちが、元気になれる装身具を私は提供していきたい!
と。
子供たちにお金がかかるから自分にはお金をあまりかけられない。
ファストファッションで事足りるし、
もう若くないんだから冒険なんてしなくても良いかな?
ちょっと投げやりな
諦めがちな空気を打ち破るべく、
心踊るもの!
をテーマに私は装身具をご提供したい。
身につけていて、
元気が湧いてくる。
気分が上向きになる。
口角が自然に上がる。
そんなふうに
幸せになれる素、
小道具の一つとして、
大切なものの一つに加えていただけるように、フィレンツェで丁寧に一つ一つ制作してきた装身具たち。
今週末に皆生ホテルにて、皆様をお待ちしています。
あなたと呼応する元気の素を、探しに来てください。
作者である私もお会いできるのを心待ちにしております。
それでは、今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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