ルーティーンを変える喜び | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。


土曜日は、朝の8時にテニスコートへ着くように家を出発する。



いつもより一時間早いのは、次女が一緒に来ないことになったので、


早めに開始している皆さんに混ぜでもらうことにする。


一時間早いだけで、空はまだ薄っすらと暗さを孕んでいて、空気の密度も違う。


カッシーネ公園の奥のテニスコートに着く頃には、


霧が立ち込めてしっとりした風情だった。



老コーチからグループレッスンで習ったことを反芻しながら、


ラリーなどに取り組む。


ボールに近づきすぎていることがほとんどであることが、


自分自身で感じ取れる。


怖くても、わざと待つか離れるかするくらいで、ちょうど良さそうである。


ラリーなどになると、改善箇所を意識していても、


佳境に入り出すと、


あっという間に忘れて、ダメなフォームで打ち始める。


矯正にはまだまだ時間がかかりそうではあるが、


自分でも、少しずつ出てきた安定感を嬉しく感じる。



三時間みっちりとダブルスをすると、身体も心地良い疲労感で包まれる。


次女がいない日は、大人しく家に帰って、午後からは仕事に励む。


週末のお楽しみのテニスではあるが、たまには半分仕事モードの時があっても良い。


いつもと違う時間に行き、


いつもよりも長くプレーして、


ランチなしで帰る。



いつもと違う動きをすることは、日常にメリハリをもたらす。


テニスに興じて、酔っ払う週末も楽しいが、


テニスに興じつつも、作品が進む週末も、成果が目に見えて嬉しいものである。




単調になりがちな自営業は、


自分で自分を整えていく必要がある。


週末返上で仕事をするのも中々である。

ギルランダ ピアスA、B

925シルバー アメジスト ジルコン西洋彫り




今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。





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