気骨のある若者が選んだプレゼント | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住22年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

先日、わが家に主人の生徒さんがやって来た。

VersiColori のジュエリーをみたいということだったので、いくつかの作品をテラスでお見せする。

これまでもスイス人建築家や、アルゼンチン人の女性など数々の人が訪れてくれた。



今回は日本人の生徒さんで、彼女への贈り物を選びだという。

彼は、まだ21歳。
某有名国立大学に在学中で、彼女も同じ大学で語学を学んでいる真っ最中。

留学先のイタリアにやって来るらしい。


ジュエリーを選びながら、将来についての雑談も飛び交う。


有名企業に簡単に入れるであろう高学歴を持ちつつも、そのレールに乗って進むことに疑問を持つ彼。

一旦就職してしまえば、そのキャリアを捨てて、またイタリアに戻って来るのは、容易なことではないだろう。

話しながら、彼の目の前に並べられた、簡単には選べない選択肢の数々が想像された。


しかし、この年で既にイタリアまで来て、日本人に群れず、
語学の試験の用意をこつこつとしている様子は

それだけで十分に気骨がある。





イタリアにいると日本の学歴が意味を持たなくなる。

これは、ここで何年も過ごした私も感じていたこと。

「東京大学出身であろうと、それで何か?」

みたいな空気がある。
というか、みんなどこの大学出身であるかなんて、話題にしない。

大事なのは、その人自身。

何をしていて、そしてこれからどんなことができるか?

もちろん過去にどんなことをして来たかも大切だけれど、
今現在が輝いていない人とは、話をしていてもあまり面白くない。


ほんのひと時お話ししただけの彼だが、こんな素敵な若者がいることに、嬉しくなった。

数日後、彼女も喜んでくれました!
というメッセージと共に写真が送られてきた。




若い人の中の、夢の種に触れることができて、私自身が大きくて、あたたかな地熱のようなパワーをいただいた。


彼らの素晴らしい未来を願ってやまない。

クベット ショートペンダント 925シルバー


皆さん今日も最後まで読んで下さり、ありがとうござました


Kaoruko Nakashima がフィレンツェで制作しているハンドメイドジュエリーにご興味がおありの方はどうぞこちらをご覧ください。 

VersiColori 
価格、制作時間、送付方法などのご質問は、サイト内のお問合せ、或いはブログのコメント欄より、ふるってご連絡ください。