Fior da fiore フィオル ダ フィオーレ。
毎回、文学の畑に身を置く主人にネーミング案を尋ねる。
あれこれと言っていたが、最後はこちらに落ち着く。
フィオーレはイタリア語で「花」を意味し、直訳すれば「花の中の花」とでもなるだろうか?
ダンテの「神曲」煉獄篇 第28歌の中で、マテルダ夫人が、様々な花が咲きほこる小径を、歌いつつ、花を摘んで行く様子が
「Fior da fiore フィオル ダ フィオーレ 」という言葉で表されている。
現代のイタリア語でも、選りすぐる、選び抜くなどの意味で用いられている。
花をモチーフの今年の新作を見た瞬間から、花という言葉から派生する何かを名前にしたいと、主人は思っていたようだ。
またもやダンテの「神曲」からで恐れ多いけれど、
主人とのコラボレーションとも言えるこの名前付けは、楽しみの一つでもある。
家族がざわざわとしている空間に、作業台を置き、コツコツと作ってきた。
うまく行かずに、当たり散らすことがあっても、そんなダメな私を受け止めてくれている主人や子供たち。
私の作品は私だけで、できあがっているのではないという思いもある。
彼らのサポートによるコラボレーションとも言える。
私はぱっと見、明るく、なんでもすいすいこなせているように思われるが、実はかなり弱くて小さい。
そして、一見、ひ弱そうに見える主人が実は強い人なのだ。
一人より二人。
二人より三人。そして四人と、わが家族は増えていった。
こうやってみんなの力添えによって、一歩一歩進んでいけることに感謝したい。
どんな人でも花を咲かせている。
あなたの花はどんな花でしょうか?
花の中の花を見つけてみてください。
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