最近はめっぽう、
野心も無くなり、
何かに没頭する
ということも
ずいぶん減って、
ただひたすら、
毎日毎日次々と
やらなければならない事に追われ、
ひとつひとつ片付けていく
という日々だった、、、
が、
久々に、
自分の中にある探究心が
疼いて、
どうしても体験してみたいと
強く思う事を見つけた。
それは、、、
梅流しである。
梅流しが、
どれほどの認知度があるのか謎だが、
簡単に説明すると、
断食において、
準備期。断食期、回復期、
という3段階のうちの、
回復期にあたる第1食目の食べ物、
１.５ℓの水に
昆布と大根半分と梅干３つほど
煮込んだもので、
1.5ℓ含めて全て食べ切った直後から
宿便が出るわ出るわ出るわ、、、、
というのを、
梅流しというらしい。
で、その断食期が
長ければ長いほど、
（おそらく1週間位）
腸が汚れていればいるほど、
梅流しの時の宿便が、
目に染みるほどのものらしい。
私はその、
目が染みるほどの宿便を
出してみたくて、
どうやら超スッキリするらしい
その感覚を、
味わってみたくて、
梅流しが
気になって気になって
しょうがなくなったわけだ。
今回はその体験記を
記してみようと思う、が、
排泄物の汚い話になるので、
お食事中に読むのは厳禁、
そういった類の話が苦手な人、
もしくは興味がない人は、
是非ともスルーして頂きたい
そんな内容となっております。
お気づきかもしれませんが、
私は病的にしつこく、
観察欲、知識欲が満たされるまで、
何度も繰り返しますので、
梅流しの観察に関しては
数回に渡っての記事になりそうです。
おいおいウ◯コの話なんか
してないで髪の毛の話しろよ
なんて声も聞こえてきそうですが、
私は、世間的な物差しの
美容師らしく在る事を
とっくに手放しておりますので、
ご理解下さいませ。
…………………………………
さて、
まず私が、
『無理の無い範囲で』
断食を実行できそうな日数は、
ひとまず48時間。丸2日。
その間、水分は摂ります。
セオリーとしては
酵素ジュースとやらを
日に4回飲むそうだが、
高いのでパス。
自宅の低速ジューサーで
人参リンゴジュースを
朝晩飲み、
その間、
空腹に耐えられなくなったら、
蜂蜜レモンと生姜を入れた紅茶を
がぶ飲み、
あとは水やお茶、
具なしの味噌汁を飲んでいた。
『お、お、お腹が空いて
チカラが出ない、、、」
という状況に陥ったのは
48時間の中で1度のみ。
断食をスタートして
16時間後くらいの頃であった。
幸いその日のその時間帯は
歯医者に行っており、
いつもよりも長く時間がかかって、
『チカラが出ない、、』
と思っている最中で治療だったため、
どうすることもできず、
逆に良かった。
歯医者が終わった頃には、
空腹の波はすっかり超えていて、
かなり身軽にスタスタ歩いて、
隣のスーパーで買い物をした。
それ以降、
さほど苦痛でもなく、
お腹空いたな〜と思ったら
水分をガブガブ飲み、
【だったの2日間くらいすら、
己の欲望をコントロールできないなんて
問題ですよね】と
自分に言い聞かせて、
乗り切った。
そうして迎えた、
梅流しの時。
大根半分という量が、
とにかくキツイ。
200mlの出汁をゆっくり飲み、
大根を食べ、
梅干しを食べ、
200mlの出汁を飲み、
大根、梅干し、出汁、
これを繰り返すわけだが、
たいした味もしない
鍋いっぱいの大根を
汁ごと食べ切らなきゃならない、
そうでなきゃ、
梅流しとは言えない。
なかなかしんどい中、
食べてる途中から、
腸がゴロゴロしてきて、
私の観察欲が昂った。
この先を、
知ってみたい………！！！
味のしない大根を
ただひたすら頬張った。
続く。