山登りと美術館巡りをしています。最近は、もっぱら高尾山のこと。
今年93回目の高尾山健康登山の証第16冊13回目通算328回目今日は1号路を登る。曇り空で風も強い。人の少ない登山道を、新しいしめ縄の蛸杉や参道に積もる紅葉の落ち葉を眺めながら歩くのも時には良い。東の空は雲が切れて、金比羅台から都心方面、霞台から相模湾の展望を楽しむ。山頂からは丹沢の山稜と沸き立つ雲のコントラストがダイナミックで美しく見えた。下山は富士道から薬王院、1号路を経て病院道を下る。薬王院境内にはサザンカやツバキの花。日差しの届かない冬のモノトーンな景色の中では、ミツマタの淡い緑の蕾やナンテンの赤い実の彩りも美しい。
今年92回目の高尾山健康登山の証第16冊12回目通算327回目今日は稲荷山コースを登り、5号路を巻いて山頂へ。8時半の山頂は気温5℃とそれほどの冷え込みではなく、シモバシラの氷花は見当たらなかった。東から斜めに広がった雲で富士山もほとんど見えず。人も少なくて静かな山頂だった。下山は1号路。薬王院では年越しの準備が始まり、松飾りが飾られていた。今日の花と実と鳥。ジャノヒゲの実、センボンヤリシロミノマンリョウの実、ミヤマシキミの実ナワシログミ、ガビチョウ青い実と白い実と赤い実が揃う。サイズも1つ1cm程度で揃っている。ナワシログミは春には実になるらしい。山頂近くにガビチョウがいて、木の下に穴を掘って巣作りしていた。
今日は東京ステーションギャラリーの小林徳三郎展を鑑賞した。東京駅周辺6美術館共通チケットの最後の1枚を使用。今年もコスパ良く利用させてもらった。展覧会は小林徳三郎の画業を振り返る回顧展の形式。前半は雑誌の挿絵や舞台芸術の活動、後半は静物画や子供を描いた作品などの画家としての代表作が紹介されている。鰯や鯵のユニークな描写や子供に向けられた温かい眼差しの伝わる作品に癒される。日本橋に所用があったので、室町COREDOの日本橋だし場はなれでランチにする。だし碗膳の豆乳クラムチャウダーは和洋折衷のバランスが絶妙な美味しさだった。
今日は鎌倉アルプスに登った。北鎌倉駅から歩き始めて登山口となる建長寺へ。仏殿が改修中で御本尊を拝めなかったのは残念だったが、大きな三門をくぐり、法堂の雲龍図を見上げて、鎌倉五山第一位の格式を感じた。境内を奥に、美しい紅葉と竹林の道を進むと半僧坊。展望台から富士山を望む。さらに勝上けんまで登ると鎌倉の街の向こうに相模湾、伊豆大島や伊豆半島まで絶景を見渡せる。建長寺の境内を出ると天園ハイキングコースが始まる。アップダウンは少ないが、岩山の道はそれなりに歩き応えがある。鎌倉市最高点の大平山と横浜市最高点の天園を過ぎて瑞泉寺へのルートを進み、途中で分岐して十二所に下る。十二所神社の明るい境内でお昼ご飯のおにぎりを食べて、朝夷奈切通に向かう。朝夷奈切通の道は紅葉の落ち葉が敷き詰められてとても美しかった。峠の熊野神社にも立ち寄り、朝比奈バス停から金沢八景までバスに乗った。金沢八景では駅近くの瀬戸神社と琵琶島神社に参詣。間近に見る平潟湾は東京湾につながり、相模湾を望む北鎌倉からの道程を思い返した。
今年91回目の高尾山健康登山の証第16冊11回目通算326回目今日は6号路を登る。防寒対策して行ったが、谷筋の登山道は冬の冷え込み。それでもキーンと張り詰めた空気の中を歩くのも気持ち良い。山頂からの富士山展望は雪化粧が一段と濃くなった。下山はもみじ台から5号路、富士道、薬王院を経て1号路を下る。霞台から相模湾に浮かぶ江ノ島、金比羅台から高層ビル群と東京スカイツリーの展望を楽しむ。もみじ台の北側巻き道まで行って見たが、シモバシラの氷花は見当たらず。代わりと言う訳でもないが、サラシナショウマの実とシロミノマンリョウの実を見つける。もう少し冷え込むのを待とう。薬王院で黒豆ひねり餅というお土産の新商品が目についたので買ってみた。おいしかったけど個包装にしてほしかった。
昨日はシアタス調布で映画TOKYOタクシーを鑑賞。少し前に徹子の部屋の特番に木村拓哉が出演していて、番宣とは思いつつも面白そうだったので映画館へ出かけた。たった一日の出会いが人生の中で大切な一日になる。少し現実味に欠ける脚色もあったが、木村拓哉と倍賞千恵子の静かな会話のやり取りが自然と物語に引き込んでくれて、2時間があっという間に過ぎた。映画の前にランチ。トリエ京王調布の北海道イタリアン・ミアボッカでパスタとピザが選べるプチコースを食べる。サロマ湖産牡蠣のトマトソースパスタと生ハムとマルゲリータのピザがおいしかった。
今年90回目の高尾山健康登山の証第16冊10回目通算325回目今日は稲荷山コースを登る。冬枯れの山道には日差しが届いて暖かい。途中の展望台からは筑波山がよく見えた。山頂の気温は3℃。冷たい空気を通して、富士山がくっきりと美しい姿を見せていた。下山は富士道から薬王院へ、落ち葉の日だまりを楽しみながら歩く。薬王院裏手の紅葉はまだ美しく、見上げると早咲きの梅の蕾が膨らんでいた。1号路を浄心門まで下ったところでもう少し土の上を歩きたくなり、2号路から病院道に下った。
秩父札所巡りの3日目。前回帰路の電車に乗った西武秩父線の横瀬駅から歩き巡礼を再開した。9番・明智寺は駅から10分程で到着。門前から武甲山とセメント工場の煙突がよく見える。珍しい六角堂の本堂で読経した。10番・大慈寺へは古い道標のある巡礼道を行く。お地蔵様の先の山門を登り、本堂に参拝する。アニメのロケ地ということで関連グッズもあった。11番・常楽寺も山際にある。10番大慈寺からは山道もつながっているらしい。高台の境内からは秩父の山々の展望が素晴らしい。12番・野坂寺までは舗装されているが、細い旧道を歩く。山門や仏堂には寄進された仏像が多数あった。十牛観音の乗る柳生の牛の力強さが目を引いた。13番・慈眼寺は秩父鉄道の御花畑駅に近く、街なかに建つ。回転式の経庫の納められた経蔵がある。観音霊験記は火災の厄除け。14番・今宮坊の輪廻塔は廻すと極楽往生できる。境内には樹齢500年の欅が立つ。庚申堂を経て15番少林寺に向かう。15番・少林寺へは秩父鉄道の踏切を渡り、山門を登る。本堂は土蔵造りで白い漆喰の壁が珍しい。北陸道の湯尾峠に由来する奇談が伝わる。12番野坂寺から13番慈眼寺に向かう道が西武秩父駅近くを通るので、秩父名物支那そばで有名な珍達そばに立ち寄った。たっぷりのネギとごま油の風味が他では味わえない美味しさ。開店前に並んだのですぐに入れたが、出る時にはかなりの行列が出来ていた。札所巡礼は15番少林寺から西武秩父駅に戻り、今回も特急ラビューに乗って帰った。次回は来年につづく。
ひさしぶりに生田緑地へ。日本民家園から枡形山の遊歩道を歩き、岡本太郎美術館を訪れた。日本民家園は古い家屋が移築され、信州の村や神奈川の村などゾーン毎に集落が再現されている。農具の展示や囲炉裏に火が起こしてあり、昔の生活の風景を感じられる。合掌造りのそば処白川郷ではお蕎麦を食べられる。民家園の西出口から枡形山の山頂広場に向かう。展望台からは都心方面がよく見える。富士山や丹沢、奥多摩の山並みも広がる。紅葉はもう終わりだが、落ち葉の道を歩くのも楽しい。イイギリの赤い実がたわわになっていた。最後に岡本太郎美術館へ。太郎作品とタローマンを堪能した。タローマン大万博展は今週末までの開催。常設展も来年3月末から3年ほど改修工事で展示はお休みになるらしい。今日行って良かった。鑑賞後はカフェTAROでひと休み。メタセコイヤの紅葉がいい感じだった。
今年89回目の高尾山健康登山の証第16冊9回目通算324回目今日は小仏バス停から景信山に登る。晴れてはいるが、雲の多い空模様。景信山頂からは、朝日に照らされて赤く輝く相模湾に江ノ島がくっきりと浮かんで見えた。富士山は中腹だけしか見えなくても富士山に見える。景信山から奥高尾縦走路を高尾山に向かう。途中の小仏城山からは都心のビル群やスカイツリーがよく見えていた。今日の花と実。ミツマタの蕾、アセビの蕾、シロミノマンリョウ、ガマズミヘクソカズラ、マンリョウ、トキワサンザシ?、ナンテンミツマタやアセビの蕾に出会う。まだ冬が始まったばかりなのに春を待ち遠しく思う。マンリョウに似ているが白い実を見つけ、調べてみたらシロミノマンリョウという品種があるらしい。
今年88回目の高尾山健康登山の証第16冊8回目通算323回目今日は病院道、2号路、浄心門を経て、4号路を登る。登山道は紅葉シーズンが終わり、急に人が少なくなった。雲一つない快晴で、山頂からは富士山がきれいに見えた。下山は稲荷山コースから5号路、富士道、薬王院を経て、1号路を下る。シーズンが終わったとはいえ、富士道、薬王院の裏手、浄心門から表参道には美しい紅葉が残る。今日の実。ヤブコウジ、ヤブラン、フユイチゴムラサキシキブ、ミヤマシキミハダカホウズキ、ジャノヒゲ、アオキ登り始めでヤブコウジに出会い、草木の実を探してみることにした。まだよく知らないが、色とりどりの実の世界もなかなか面白い。
川崎市の多摩自然遊歩道を歩いた。小田急線の読売ランド前駅から日本女子大、生田スタジオ、よみうりランド、農業技術支援センターなどの施設を経由して京王線と南武線の稲田堤駅まで散策路が続く。丘の上のよみうりランドまで、やや急坂の山道を登る。自然林の紅葉や竹林の道が美しい。東京ヴェルディのグラウンド前の菅さくら公園からは、農業技術支援センターやよみうりランドのアトラクションがよく見える。さらに先に進むと味の素スタジアムも遠望できる。今日の花。サザンカ、オキザリスフユザクラムラサキカタバミ、キク×2、マリーゴールド農業技術支援センター前には冬桜が咲いていた。普通の住宅地に隣接する道も歩くので、園芸種の花によく出会う。地元の散歩道でも、意外と非日常を楽しめるのが嬉しい。
今年87回目の高尾山健康登山の証第16冊7回目通算322回目今日は小仏バス停から宝珠寺尾根を登る。普通に小仏峠に向かうつもりが、ちょっと冒険したくなる。登山口から急登が続き、宝珠ノ頭の周辺で一旦緩やかになり、ヤマザクラの巨木に出会う。再び植林帯に入り、急登を登り切ると小仏城山に到着した。小仏城山からは高尾山方面の展望が広がる。山頂広場で休憩して、高尾駅の一言堂のしょうがおにぎりを食べた。紅葉と冬枯れが交互に訪れる奥高尾縦走路を高尾山に向かう。富士山には少し雲が付くが、絶好の登山日和で展望を楽しんだ。今日の花と実。ナワシログミ、サザンカ、キチジョウソウムラサキシキブの実、センボンヤリサルトリイバラの実、ガマズミの実、ナンテンの実小仏城山のサザンカが満開。5号路のムラサキシキブの隣にナワシログミが咲いていた。草木の実について、もっと勉強しようと思う。
今年86回目の高尾山健康登山の証第16冊6回目通算321回目今日は稲荷山コースを登る。寒い日は明るい尾根道を歩きたい。途中の展望台からは都心方面と筑波山がよく見えた。高尾山頂まで登ると、少し雲のかかる富士山の展望。青空の下で十分きれいだった。下山は富士道から薬王院を経て1号路を下り、同行者とリフトに乗ることにした。今日の実。ムラサキシキブ、ハダカホウズキ花にはあまり出会わず、草木の実の美しい色を楽しむ。12月に入り、紅葉も終わりに近づき、富士道、薬王院裏、仏舎利塔と残る紅葉を訪ね歩く。リフトから見る紅葉も良かった。ほぼ12時に下山して、蕎麦峰で天とろろそばを食べた。身体も冷えたので、温かい蕎麦が美味しかった。
今日は妙義山に登った。妙義神社から大の字・白雲山頂コースを通って、表妙義最高峰の相馬岳へ。上級者コースの登山道は、断崖絶壁のスリリングな鎖場が連続する。緊張の続く登山道だが、途中の大の字、見晴らし、顔面岩など絶景を楽しめるポイントもある。雲間から差し込む光の下に金鶏山、裏妙義の稜線の向こうに浅間山。凄い高度感の中で、雄大な景色を眺められた。相馬岳で折り返し、タルワキ沢から中間道を下り、妙義神社に戻る。少し曇って来たが、美しい紅葉の道を歩く。下山して、妙義ビジターセンター前の広場から表妙義の全景が見られた。隣接する妙義温泉もみじの湯で汗を流し、きのこたっぷりの妙義うどんを食べて帰った。
今年85回目の高尾山健康登山の証第16冊5回目通算320回目今日は友人と二人連れなので、日差しの明るい稲荷山コースを選んで登る。紅葉は色あせ始めたが、所々でまだ十分楽しめる。山頂からは白銀の富士山がすっきりと美しく輝いていた。もみじ台まで進んで折り返し。下山は5号路、富士道、薬王院を経て1号路を下る。途中、仏舎利塔の広場に登り、見頃の紅葉を堪能した。今日の花。キチジョウソウ、センボンヤリ、ムラサキシキブの実もみじ台や5号路にセンボンヤリの秋花がたくさん咲いていた。ムラサキシキブの実の紫がきれい。友人と来たので、ケルティック・ムーンに初訪問。ビーフinギネスのアイリッシュプレートを作ってもらい、大満足のランチだった。(笑)
今年84回目の高尾山健康登山の証第16冊4回目通算319回目今日は稲荷山コースを登る。登山道に落ち葉が積もってきた。紅葉は終盤になったが、まだ十分に楽しめる。山頂からの富士山はかなり白さを増した。下山は富士道から薬王院を経て霞台から病院道を下る。薬王院の裏手と仏舎利塔の紅葉が美しい。今日の花。ツリフネソウ、センボンヤリ、ムラサキシキブの実5号路と6号路の間にセンボンヤリとムラサキシキブ。麓のツリフネソウはまだ咲いている。秩父札所巡礼の疲れもあって、寄り道せずに往復2時間でササッと登る。
新百合ヶ丘の麻生市民館に、春風亭一之輔さんの落語独演会を聴きに行った。落語をライブで聴くのも久方ぶりで本当に楽しみにしていた。本日の演目牛ほめ らいち(一之輔さんの弟子)藪入り 一之輔(仲入り)ぐつぐつ 梅朝(一之輔さんの弟弟子)心眼 一之輔一之輔さんはのどの調子が良くないとのことで、仲入り後に弟弟子の梅朝さんが高座に上がって一席。それでも仲入り含め2時間20分の熱演で、当代きっての人気落語家の話芸を堪能できた。
今日は秩父札所巡りに出かけた。7月に準備を兼ねて1番札所の四萬部寺に車で参拝したので、四萬部寺に再訪して歩き巡礼をスタートした。2番・真福寺は山の中腹にあり、30分ほど坂道を登る。秩父の山々の展望が開けるとようやく到着。境内の入口に美しい観音像があり、杉木立の中に本堂がある。無人のお寺なので、山を下りて納経所の光明寺で御朱印を頂く。3番・常楽寺へは古い道標に従って進み、田園風景の先に本堂と観音堂が見える。きれいな彩色の観音霊験記には、境内にある子持石や不睡石の縁起が描かれる。4番・金昌寺には大きな仁王門があり、大わらじが奉納されている。聖母子像のような慈母観音像が有名。境内の二本の銀杏が印象的だった。5番・語歌堂の名の由来が観音霊験記に描かれる。檀家の孫八が和歌の奥義を観音様から授かったことから名付けられた。納経所は長興寺にある。武甲山の姿を正面に見て巡礼道を歩く。目当ての食事処がお休みで困ったが、運良く見つけたカフェ「ふらわーえっぐ」で小鉢料理のおいしいランチを食べられた。今日一番の御利益だった。6番・卜雲寺の参道にはお願い地蔵様。高台にある本堂から正面に武甲山を見渡せる。7番・法長寺の本堂は、平賀源内が設計したと伝わる。左に寄った唐破風屋根が独特の景観になっている。牛伏観音堂の縁起にまつわる牛の像が並ぶ。境内の観音像の背景に武甲山が見える。7番札所までの予定だったが、順調に巡礼できたので、最後に8番・西善寺まで足を延ばした。西善寺にはコミネカエデの巨木がある。午後は雲が広がり、日差しが届かなかったのが残念だったが、それでも見事な紅葉だった。半跏趺坐のなで仏様をあちこち撫で回して病気平癒を祈願した。今回の巡礼は日帰りということで、横瀬駅まで歩いて西武線の特急ラビューに初めて乗って帰った。
今年83回目の高尾山健康登山の証第16冊3回目通算318回目今日は1号路を登る。金比羅台から薬王院までの参道沿いの紅葉が見頃になっている。山頂の展望台からは、すじ雲の広がる秋空の下、富士山がきれいに見えた。大混雑の山頂は早々にスルーして、もみじ台から学習の歩道、高尾林道、大平林道を歩く。紅葉シーズンでも静かな林道歩きが良い。大平林道の終点から小仏城山に登り返し、東海自然歩道を相模湖方面に下山する。千木良の休屋でランチ。秋野菜の天せいろに葉わさびをトッピング。栗や銀杏、根菜や茸の天ぷらで季節を味わった。今日の花と実。ノハラアザミ、リュウノウギク、タカトウダイの紅葉キチジョウソウ、センボンヤリ、サザンカ、コウヤボウキサルトリイバラの実、フユイチゴの実、ナンテンの実小仏城山の花壇に咲く白花のサザンカが美しい。フユイチゴの実を一粒食べてみたら、甘酸っぱくて美味しかった。