実は海外のオーディション番組、特に歌番組がけっこう好きで
FacebookやYouTubeで気分転換にちょこちょこ見ています。
有名なものは
X Factor
Voice
BGT (Britain's Got Talent)
あたりでしょうか。
私が見ているのはイギリス版が中心ですが
特にGot Talent系は各国でも人気が高く
アメリカ、オーストラリア、フランス、オランダ、アジア版なんかもあります。
特にVoiceは審査員が出場者に背を向けて座っている(その名の通り、声だけで勝負!)というスタイルが定番で、子供のコンテスタントのみを集めたVoice Kidsも開催されています。
で、出場者が歌い出すと
不思議なことに最初の二、三語歌っただけで
本当に才能のある人かどうか、即座に分かります。
やはりオーディションに臨むだけあって
みんなそれなりに上手ですが
(たまにギャグかと思うような人もいますが…)
群を抜いて飛び抜けている彼らは、出だしからして明らかに違う。
英語の歌で勝負するならやはりネイティブが有利かと思いきや、心に迫る何かという意味では、出身地が絶対条件とも限らない。
そういう人間離れした彼らと、そこそこ上手な他の出場者たちと、その差は何なんだろう。
長年番組を視聴しながら、ずっと考え続けてきました。
まだ明確な結論には至らないものの…
一つ言えるのは、彼らの声自体が人の心に訴えかける波動を持っているのではないか、ということです。
歌を歌っているように見えて、実はそうではない。
音に乗せて、その声の波動そのものを届けている。
だからそれを聞いた人は一瞬で心を鷲掴みにされ、歓声を上げ、涙を流す。
でも、だとしたら、その波動はいったいどこからくるのだろう…?
まだまだ疑問は尽きません。
時々
この世界はもう十分知っているようでいて
なんて未知に溢れているんだろうと
ハッと目が覚めるような気がします。