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紙尾睦さんの喫茶「ル・パラディ」。
マスター「ーあの時は、まさか久美子さんがオペラ歌手になられるとは思っておりませんでした。いかがですか」
久美子「アタシもです。オペラについては予備知識がなかったので、大変でした。でも声がいいと言われて…ソプラノに抜擢されて…しばらく『蝶々夫人』ばっかりでこの先困ったなと思ってたら『ファウスト』の話が来て」
マスター「おお、フランスオペラはどうでしたか?」
久美子「フランス語会話教室に通って、『宝石の歌』を中心に必死でやりましたが、いまだに話せても聞き取れません」
マスター「普通は逆じゃないですか」
久美子「ですよね」
(間)
マスター「ロベルト・アラーニャはいかがでしたか?」
久美子「素晴らしかったです。パバロッティに見いだされて、キャバレーで歌う人気者から、オーディションに引っ張られて優勝、シンデレラボーイですよね」
マスター「その通りです。私はかれの『ロメオとジュリエット』を観ましたが、ロメオは彼の当たり役で。ちょうどかれの妻が亡くなって失意の中すぐあの役ですから、ロメオの歌声があまりにせつなく、真に迫っていて、見ているこちらも目頭が熱くなりました」
マスター「彼はもともとシシリアの生まれで、両親がフランスに移民としてやってきて、パリで生まれたんです。父は大工で母は舞台衣装のお針子でした。かれは現在はポップスも歌ってますよ。テノール歌手として歌うときとまるで違います。あなたもミュージカルをやったことがあって、地声で歌われたそうですね、あれは評判になりましたが、アラーニャも声を使い分けてるんですよ」
久美子「わー、素敵。是非、彼と共演してみたいです」
マスター「かれはもう60を過ぎて、いまなお新しいことに挑戦しています。久美子さんにもチャンスは回ってくるかもしれませんね。ただ、彼は歌そのものが好きで、唄うことやオペラの知識が豊富です。しっかり聴く耳をお持ちなさい」
久美子「わ~、それ聞いたら勉強しなくっちゃだわ」
マスター「またのお越しをお待ちしております」
久美子「ん、もう。アンタ結局ル・パラディでなんにも喋らなかったわね。いつもの元気はどうしたの?余計なことは言うのに肝心の時は黙ってるなんて」
ツヨシ「だってオペラでも、久美子ちゃんのお話、奥が深すぎて
…。記憶をせっかく共有したのに、ぼく、オペラの記憶がほとんどない。久美子ちゃんのこと、ぼく案外知らなかったな」
久美子「えー。知らなくても調子合せるの得意でしょう」
ツヨシ「ぼくだって音楽を愛してる人間だよ」
久美子「あのねー、同じクラシック畑なんだから、マスターにもっといろいろ聞いてよ。なかなか予約取れないんだからね、あの喫茶店。いられる時間は限られてるの、チャンス大事にしなくちゃ、えっへん」
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いま、一日に1枚しか画像合成できないのと、プライヴェートでもいろいろやることがあって、結局今回も合成なしになりました。
こんなでカミオムツさん、申し訳ありません。でも、画像もう一度上げてくださってありがとうございました。
おかげさまでエピソードを作ることが出来ました。
カミオムツさんのブログ↓ドールのほか、鉄道などもお詳しいです↓
↑みなさんの「ル・パラディ」の様子。







