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了くん「声が出ない?カラオケできてるじゃないか」
久美子「オペラのアリアのほうよ。あの声が出ないの。カラオケで90点以上取れなくて泣いたけど」
了くん「それ、何か困るの?」
久美子「バカ。アタシの収入減が見込まれるってことよ」
了くん「いつから?」
久美子「あすかっちと記憶を共有した時、あすかっちのトラウマだらけの人生を共有しちゃって、一晩もがき苦しんで、それからずいぶん経って変な夢を見るようになってからかな」
久美子「あすかっちの小学校の頃の記憶だけど、クラスの男子からあんなにボカボカ殴られたり蹴られたりしたらアタシたまんないわ。勉強しなくても出来るのと小説を書く才能は素晴らしいし、アタシもそれ共有したからいい成績が取れそうだけど、割に合わないわ、それと引き換えだとすれば」
久美子「まあ、記憶をシェアしようって言い出したのはアタシだからあの子を恨む筋合いはないけど…まだしんどいわ」
了くん「…」
久美子「あすかっちも、アタシがお母さんに捨てられた時の気持ち共有してつらかったかな…」
了くん「いや、昼ドラみたいだって笑うと思う」
久美子「あすかっちは、ご両親からのひどい仕打ちや学校でのいじめに耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び、生き抜いたのね」
了くん「玉音放送かよ」
ビーちゃん「そろそろご飯の時間だワン」
久美子「このこと、あすかっちには言わないでね。喉の不調だと言って。本当の事知ったらあの子つらいと思うわ」
了くん「あすかっちの記憶にひどい目に遭ったのはあんただけじゃないぜ」
久美子「そうよね」
ビーちゃん「(このお重…食べていいワンか?)」
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さてね。
オペラ歌手としての声が出ない久美子ちゃん、久美子ちゃんはその後、なんとなく忘れているうちにまた、オペラを唄えるようになりました。
しばらく歌えなかったのは本当にあすかっちの重たい記憶を知ったせいなのかどうか、今となっては分かりません。
昨日、自転車で秋物のセーターを買いに行ったら、
とにかく車がすごくて。
*
うちの街はいつもどこにでも
車がぎっしりで、いつもの道も人と車がいっぱいで
それを避けようと狭い生活道路に入り込んだら、
前には自転車のお婆さんと、真正面から入ってくる車
車はご丁寧に2台続いて
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慌ててお婆さん自転車止めて通り過ぎるのを待つ
もちろん私もだけど、
車が通りすぎていった後、お婆さん私を不審者と
間違えて猛スピードでいなくなった
*
生活道路に車よ来るな
ここの住人ではないことは分かるんだから
頼むから肩身の狭い自転車の邪魔しないでくれよ
*
腰が痛い。かなり腰に来た
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