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あすか「お祖母ちゃん、しばらく~」
コノエ「あら、あすかちゃん、ご無沙汰ね。いつものメンツが来てるわよ」
榊「お嬢様、いらっしゃい」
コノエ「了くんや久美子ちゃんは一緒じゃないのね」
あすか「私、学校の帰りだから」
アイリス(左)「あら、しばらくね、中学生作家さん」
マルニ(右)「新刊が出るたび、読ませてもらってるわよ」
コノエ「お祖母ちゃん、しばらく個展がないの。だから期間限定でまた絵画教室をやるわ、あすかちゃんも来ない?」
マルニ「そうよ、文才だけじゃなくて、絵心もあるかもしれないわ」
アイリス「78年物のボルドーがあるのよね。あすかちゃんは飲めないの?」
あすか「飲めない」
アイリス「…そう、あすかちゃん、前に会った時から全然変わらないのね」
アイリス「子供の成長っていつも早くて、すぐ大人になっていくのに、あなたは全然変わりがないわ」
あすか「…み、みなさんも変わらずお元気そうですよ」
コノエ「そうね、あすかちゃんは変わらないわね」
あすか「私は変わらないの。ずっとこのままでいたい」
コノエ「あら、成長していくあなたも楽しみだわ」
あすかっちの心の声「(まずい、話題変えよう)」
あすか「お祖母ちゃんちは食べ物とワインと絵具でとっ散らかってるね」
コノエ「そうね、整頓するのを手伝ってくれたら、ロッピーチーズがあるから食べていいわよ」
あすか「あっ」
コノエ「白くてすべすべした手…昔はお祖母ちゃんもそうだったのよ」
あすか「お祖母ちゃん、白くてきれいな手は商品だけど、年を重ねて血管が浮いたり皴が出た手は芸術品だと私は思うよ」
アイリス「ふーん…なるほど、作家って子供の頃から作家なのねェ~」
あすか(右)「久美子ちゃん、ただいま。お祖母ちゃんに横浜のお土産のパンもらってきたよ。ツナとレタス入れて食べよう」
久美子(左)「お祖母ちゃんちに?そういう時はアタシも誘ってよね」
あすか「これだよ。美味しそうでしょ」
久美子「これは硬そうね、細かく切りましょ」
久美子「使いかけのケチャップなんてどーして入ってたのよ」
あすか「さあ?お祖母ちゃんって天然だから…」
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若いころはかなりやんちゃで周囲を振り回したお祖母ちゃん、今では油絵の個展を世界中で開催するようになりました。
時間が出来ると、日本で短期の絵画教室を開いています。
いつも元気で、誰とでも仲良くなるお祖母ちゃんは、あれっというようなところでちょっとズレていました。
このお祖母ちゃんは、旧タカラ時代、リカちゃん人形のお祖母ちゃんとしてデパートを中心に売られていました。「プロヴァンスに住んでいる元外交官のエレーヌさん」という設定でしたが、我が家では画家という日本人設定コノエさんになっています。
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