へいわのつかい、テレンスくん | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

ホビ垢の女の子たち 

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登場人物覚え書き | 高峰明日香の明日はどっちだ!

 

テレンス「あすかっち、ぼくは将来、国連の事務総長になりたいんだ。現職の事務総長にも手紙を書いた」

あすか「あれってなろうと思ってなれるもんかね?ローマ教皇選ぶようなもんだよ」

 

あすか「ま、がんばって。国籍をカナダに替えたんだよね」

テレンス「あすかっちは作家になる前はジャーナリストになりたかったんでしょ?紛争地帯をこの目で見るって現地に飛び込んで行ったんだよね、すごいよ」

あすか「3日で帰ってきたよ。で、戦場ジャーナリストは諦めた」

 

テレンス「どうして諦めちゃったの?地雷の撤去までしたのに」

あすか「子供たちがお金頂戴って言った時、飴をあげたら喜んでくれた。カメラマンはその子たちの笑顔をたくさん撮った。その時爆弾が炸裂して、カメラマンは私をかばって負傷した。帰国後分かったけど、雑誌の表紙に子供たちの笑顔があった。編集長はこの、戦いの中にいるとは信じられない明るい笑顔を掲載するかどうかずいぶん迷ったらしい。みんな紛争の残虐性を見たがってたからね。その週の売れ行きは芳しくなかったし、学校でも私に対する扱いは冷たかった」

 

テレンス「どうして?悪いことをしたわけじゃないのに、なぜ冷たくされたの?」

了くん「テレンス、この国じゃ出る杭は打たれるんだ。自分がいかに優秀かアピールするより、こいつのために一肌脱ぐかと思わせる人間にならなきゃ誰も協力してくれない。あすかっちは当時、人望がなかったんだよ。それに、母さんの再婚話も持ちあがってたから、邪魔になったんだよ」

 

あすか「こういうことは、もう言えない時代になったんだよ。ちょっと前まではみんな平和であってほしいと願っていたけど、もう無理なんだよ。誰が監視してるか分からないし、違う意見を持ったら何をされるか。だから有識者はこぞって右に倣えになった。もう誰にも止められない。こんな人類、守りたいと思えない」

 

テレンス「あすかっちはあすかっちでしょ?お母さんの結婚とか関係ないよ。人類は素晴らしい文明を築いた霊長類だよ?守る価値はあるとも。ぼくは希望を持っている。きみのいるこの日本を守るよ。きみも協力してよ」

あすか「きみは戦場を知らない。この国では、自分の目で見て、聞いて、体験した人だけがそれについて話すことを許される。戦争を語っていいのは体験者だけだ。きみは本やネットや人から聞いた話を語っている。言葉は意味がない。だから私は、娯楽小説を書くことにしたのさ」

 

テレンス「…がっかりだよ。きみが人類滅びてもいいなんて思ってしまうなんて」

了くん「テレンス、よせ」

 

テレンス「なぜ自分の思うように生きられないの?」

あすか「きみだってカナダに逃げたじゃないか。人に迷惑をかけてはいけませんってのは基本なんだよ。で、迷惑をかけないよう生きてきた結果がこれだ。楽しませようとした人類が殺し合ってる。それが正義だって言う。反対したらみんなの迷惑になるから自分も前線に出るしかない。そうしないとご近所さんから家族が嫌がらせされるからね」

テレンス「そんなバカな!信じられない」

 

あすか「どうしようもないことが起きる前に、カナダに行きな。そして安全なところから平和を叫んでいればいい」

テレンス「じゃあ、どうしてぼくたちに言葉があるの?思いを伝えるためでしょ。体験した人しか話しちゃいけないなら、権力者に利用されて戦場に送られる。それはぼくたちかもしれないし、ぼくたちの子孫かもしれない。戦場に送って平気?」

あすか「あいにく、あたしゃ子供が産めないんでね。関係ない」

 

テレンス「ぼくは悲しい。きみをこんな風に変えてしまったのは一体何?自分の家族だけ生きていればいいの?3日間の間にきみは臆病風に吹かれたんだね。いつかきみがもう一度、人類みな兄弟の世界に戻ってくることを願うよ」

 

あすか「戦争より気候変動が本当は深刻だよ。世界の動植物存亡の危機だ。でも私は環境問題にも首を突っ込む気はない。誰かの財布に利用されるのはごめんだ。結局、80億の人類全部を養う力なんてないんだ、地球には。人口を減らすしか方法はないんだよ。それも人口爆発してるところの。この子供たちのために寄付してくれ、寄付してくれと言うけどその寄付金はマフィアの懐に入ったりしてた。みんな金と権力が欲しいだけの嘘っぱちじゃないか。私はもうどこにも寄付しない」

 

テレンス「ぼくはあきらめない」

 

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最近、宇多田ヒカル出てきませんね。令和何十年になったら夫婦別性が叶うんだろうという歌を作ったら、ほんこんっておっさんが出てきて「外国の大学出てなにかにかぶれておかしくなったんだろう」って発言して、それ以来表に出てきていない。

私は別に夫婦同姓でも別姓でもいいけど、別にしたい人が現実にいるんだから、これを政治的発言と結びつけるのは変ですよね。

 

今日は終戦記念日。本当なら、主人公のあすかっちがテレンス君のようなことを言わないといけないんですが、

正義でなくていい、卑怯でもいい。生きろ。

としか言えません。情けない。

いつも来てくれてありがとうございます。言っておくけどこの話はフィクションだからね。

また来てね。