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藤村博士「サッカーやって頭にたんこぶをこさえて、ボクシングで目から星が出たと。よくもまあ、そんなことができますね。きみはぼくがどんなに苦労してきみの脳神経と脳細胞を完璧に修復したか分からないようですね。今度は動画に撮りますよ」
あすか「私、別の世界から来た私で、ケガしたことないよ?それに新品同様で、もう何の競技をやってもいいって言ってたじゃない?」
藤村博士「言いましたよ、完璧だって。だけど、きみは血腫になりやすい体質だから、柔道やボクシングやサッカーなどは避けてほしいんです。慢性の癖みたいなものでなく、急性だったら何十年も眠り込むことになります。普通の人間だったら術死が多いですが、きみは浦島太郎になります。これ笑えませんよ」
あすか「で、結果どうだったの」
藤村博士「今回は異常ありませんが、今後何かあったら、頭蓋骨をぼくと同じチタン合金に替えます。オーダーメイドだからお高いですよ」
あすか「鉄でいいじゃない」
藤村博士「体内で膀胱以外でもっとも水分を含んでいるのは脳です。鉄が錆びて脳にダメージが出ます。チタン合金だけじゃない、神経や血管つなぐものもすべてレアメタルです。いま、日本はレアメタルの鉱山のようなものと言われてますが、次々骨格をチタン合金に替えていくといつかは日本の借金が返せてしまう金額になりますよ」
藤村博士「脳神経全部合わせると地球3周できちゃうんです。ぼくがどれほど疲弊したか分かってください。あの時はぼくの論文にして、裏と言われるジルコニアの学会に提出させていただきました。きみが被検体第1号です。この技術で今後たくさんの脳疾患患者の後遺症を防げます。学会は大喜びですが、この作業はロボットがやるので、ぼくがノーベル賞取れるわけじゃないです」
あすか「ごめんなさい。もっと身体を大事にするよ」
藤村博士「そうしてください。部活、運動部からのお誘いがいっぱい来てて嫌でしょうが、空いてる時間は部活より負担の少ない病院のヘルプをお願いします。そのかわり、きみの脳にもしまた血種を起こったら、執刀は必ずぼくがやります。機械は100点ですが、ぼくの腕は150点です」
マクレーン「そうか。すごい殺し文句だな。機械は100点でも藤村博士がやれば150点の結果を出す、か」
あすか「そこまで言われちゃね。私のことで脳科学の歴史が変わっちゃうよ」
マクレーン「いいことに変わるんじゃ構わねーだろ」
あすか「いいよ、もう。スポーツは。脳に刺激が起きにくいものだけにするし」
マクレーン「お前の言うことは信用できん」
あすか「仏像が壊れてもそのまま営業の続いてる店だから、マクレーンもいっぺん検査してみたら?」
マクレーン「やなこった。お前は帰ってパスタでも茹でてろ」
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藤村博士が作った薬で不老不死を得た「ジルコニア」でも、脳は弱点でした。博士は研究を重ねて、結果を学会で発表しました。
リカ「え~!またそんなことになりそうなの?」
あすか「ならない。ただ、私の改良型の人を作るって気味悪い」
リカ「あすかっち二人になるの?」
あすか「ならない。別の人に今までの技術を応用するって」
リカ「ふ~ん。よく分からないな。チタン合金って硬いの?」
あすか「かなりね。博士のは熊の額より硬いらしいから」
リカ「眉間撃たれても平気?」
あすか「分かんない」
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