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ある夏の終わりごろ。
あすか「今日のはとりわけ美味しそう」
了くん「あすかっち、最近アヴァロンのリンゴ食べることが多くなったな」
あすか「うん。ヴァンパイアが私の『気』をかわるがわる吸い取るもんだから、このリンゴで力をつけないと」
了くん「…」
あすか「今、了くん自分も私ぐらい濃い血だったらって思ったでしょ。そういうの分かる。私が了くんでも同じこと考えるもん」
あすか「自分の近くにいる人間がしんどい思いしてたら苦しみを分かち合いたいよね」
あすか「でも、そんなこと気にしなくていいんだよ。了くん優しいからそう思うんだろうけど、ちょっとだるくなるだけだから」
あすか「私、ジルコニアになる前はリンゴってそんなに好きじゃなかったの。みかん派だったんだ。でも、今はリンゴ大好き。街の人がヴァンパイアに襲われなくなるならなんだってやっちゃうよ」
了くん「ヴァンパイアは『ジョナゴールド』を食べてる人が多いらしいけど、おれは『ふじ』もいいと思う」
あすか「ありがとうね、了くん」
翌週。
織田信長「ここはどこだ?そしてこの旨そうな菓子はなんじゃ?」
了くん「なに、織田信長公?パラレルワールドから来たの?あっ、同時タイムスリップだ。代わりに吸血鬼の一部が戦国時代に飛ばされたんだろう。おれ、了っていいます。それあすかっちが作ったんだけど超ベリー美味いよ。洋梨のタルトっていうんだけど。どうぞよろしく」
あすか「了くん、失礼だよ。にしても、今日来るはずの吸血鬼は戦国時代で何してるんだろ?」
織田信長「お、織田上総介信長じゃ。お前たち珍しい格好をしておるのう。これを食うてみたい。了とやら、毒味せよ」
了くんの心の声「(自分がパラレルワールドに行かないで、向こうから来る人があたふたするのを見るのは結構楽しい)」
この信長公は、カミオムツさんのところにいるアクションフィギュアです。お遊び企画で、ちょっと信長公に遊びに来てもらいました。画像合成はカミオムツさん宅で行われました。ありがとうございました。撮り鉄・ドール・季節の花・お料理など盛りだくさんのカミオムツさんのブログは↑です。遊びに行ってみてください。
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吸血鬼が街の人を襲わないように、自分の『気』を分けてあげているあすかっち。誰よりも気が濃い彼女は吸血鬼を活気づけます。
了くんはそれを受けいれることが難しく、いつも辛く思います。
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