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あすか(右)「久美子ちゃん、『鬼滅の刃』の本手放しちゃったの?なんで?あんなに好きだったのに」
久美子(左)「……だって、あそこで言われてる『鬼』って、アタシ達のことでしょう。読んでるうちつらくなったの」
あすか(右)「確かに私達は限りある存在じゃないけど、他人を襲って食べたりしないよ?」
久美子(左)「それでも、誰かに狙われるような生活はもうしたくないの。アタシはソプラノ歌手を心置きなくやりたいのよ」
あすか「今は私達じゃなくて、他のジルコニア達が黒戸製薬と戦ってくれてる。なにも心配ないよ」
久美子「アタシ達逃げてない?」
あすか「だって私は藤村博士の許可がでるまで戦えないし、お母さんが帰ってきたらお世話しなくちゃ。戦える人に任せていいんだよ。あの漫画みたくどっちが正しい戦いなんてないんだから」
あすか(右)「戦いはそれぞれの生存本能がさせるものだよ」
久美子(左)「アタシ恐いわ。今の平穏が夢で、いつか戦いに引き戻されるんじゃないかって」
あすか「大丈夫、誰も私達を襲ったりしない」
あすか(右)「でも、もしみんなに何かあったら、私は私なりに出来ることで戦うよ」
久美子(左)「やめて。アンタを失いたくない」
あすか(右)「そういうわけで、本なくなっちゃったの」
了くん(左)「仕方ないさ。久美子ちゃんの言ってることはもっともだ。あの本じゃ、おれ達の存在は否定されてるからな」
あすか「さて、了くんのご飯だよ」
了くん「うん」
了くん「いただきます」
あすか「どうぞ」
了くん(右)「どんぶり洗ってくる」
あすか(左)「うん」
久美子(右)「あすかっち、本貸してあげられなくて悪かったわね」
あすか(左)「いいんだ。私はあの漫画のお食事シーンが好きだっただけだよ」
あすか「架空の人達でも、みんなああやってご飯食べられたらいいなって。お茶出来たらいいなって思うよ」
久美子(右)「そうね」
あすか(左)「久美子ちゃん、私達いつまでも幸せでいよう」
了くん「平穏でいられるってありがたいことだよな」
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黒戸製薬との戦いから離れ、当たり前の日常に暮らすようになってから、あすかっち達は小さなことで悩んだり喧嘩したりしていました。でも、久美子ちゃんは時々、以前のことを思い出すのです。
平穏な生活の如何に尊いことか。
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