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結城大和「ポンペイ?『バイオハザード』の監督が作った映画はB級だよ。つーかクソだよ。映画じゃなくて、ちゃんとした本を読んだら。エドワード・ブルワー=リットンの『ポンペイ最期の日』とか」
了くん「おれ、本読んでらんないんだよ」
結城大和「古代ローマの貴族の保養地であり、商業都市だったポンペイは西暦79年にベスビオ火山爆発によって灰に埋もれ、2万人の人口のうち2000人が死亡した。18世紀に発掘されるまで、ポンペイは架空の都市だと信じられていたんだ」
結城大和の声『遺跡って言ったって、元は現代と変わらない普通の街だよ。パン屋があって、道路のモザイクタイルに猛犬に注意!マークがつけられてあって、表現はあれだけど札幌のススキノみたいなところもあって、下水道が完備されて、そして普通の邸宅もある当たり前の街だ。ファンタジーアニメに出てくる素朴な人のよい村人なんていやしない。ま、この時代は奴隷がいたから、市民の男は商人でもなけりゃ遊び暮らしてただろうがね』
久美子「2000年も前に、電気がない以外、現代みたいな暮らしをしてた都市があったってわけね」
結城大和「そうだね。だから正しい歴史観を身につけたほうがいいね。歴史の教科書には載ってないけど、私が生きてきた5万年の間に、人類には別の文明があって、何度か滅びてるよ。こんなこと喋っても、テストに出ないしトンデモ歴史だって言われるから学生達には”~かもしれないね”、で済ませてるけど」
あすか「電気に変わるエネルギーがあったんだね」
結城大和「あっという間にワープできちゃったりとかね。どういうメカニズムなのか、私にも分からんがね。少なくとも古代ローマが栄えてた時代にはそんなのなくなってたけど、ポンペイだって野外演劇場があって、演劇を楽しんだり、奴隷剣闘士同士を戦わせて命のやりとりを楽しんだり、娯楽や消費は古代ローマじゃ美徳さ。ポンペイだって宗教があったけどそんな信心深い人もいない。現代に似てないか?」
あすか「……富士山大丈夫かなあ」
結城大和の声「ポンペイは一瞬で灰に埋もれたわけじゃなくて、逃げ延びた人のほうが多かったけど、彼らはその後難民として不幸に暮らした。死んだ人達は地下室に隠れて災害をやり過ごそうとした人達だ。石膏に型を取られた遺骸から、もがき苦しんだことが分かる。この東京がそうならないとは言えないんだ」
結城大和「残念ながら、人は寿命が短すぎるから、歴史は繰り返す。予測したところと違う場所で災害がたくさん起きて大勢亡くなることだろう。それぐらい科学はいい加減なものだ。災害は常に予想外なんだ」
了くん「水や食糧や簡易トイレはどれだけ用意したらいい?」
結城大和の声「1800年間、発見されるまでの備蓄があると思うかい?」
結城大和「ひとりでも多くの人に、火山のそばを離れて暮らすよう呼びかけるんだね。慰霊碑なんて建ててもらっても死者は嬉しくない。過ちを繰り返さないと本気で取り組むことだ」
ツヨシ「結城さん、ガッコの先生みたい」
あすか「彼は今、大学の助教だよ」
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今回は何かのはずみでポンペイ遺跡のお話になったようです。
あすかっち達Z世代~α世代は何かを強制されることを嫌がりますから、結城大和くんの話は聞きにくいかもしれません。
しかし、あすかっち達はそれでもまだ上の世代に理解があるほうなので、心を閉ざしません。
YouTubeよりTik-Tokを信用する彼らは、本よりとなりのお兄さんの話のほうが信憑性高いのです。
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