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昨日の続きです。
結城大和「じゃあ、きみたち、さっき『フラガール』観てどう思った?20年前の映画だけど、女の人があられもない格好で踊ってなんとも思わなかった?」
久美子「別に」
あすか「あれはちゃんと歴史的背景に裏打ちされた名作だと思う」
ツヨシ「しずちゃんが出てる時点でエロい映画じゃない」
了くん「あれはいい映画だ」
結城大和「『レオン』がエロくて『フラガール』がエロくないというのは評論家バイアスかかってないか?私は蒼井優の腰がいいと思った。私だっていつも子どもばかり好きなわけじゃない」
久美子「アンタの感覚だと彼女も守備範囲じゃない?あの頃の蒼井優って少女みたいよ」
あすか「私、蒼井優大好き!昔の映画ってああいういい女優さんいっぱいいたよねえ。松雪泰子もいい演技してた。今、ああいう人達いないよねえ」
久美子「……だ、そうよ?おじさん」
ツヨシ「だってさー、フラガールはおばさんばっかりだったじゃない。おばさんは女じゃないよ」
了くん「ツヨシ、やめろ」
あすか「おばさんっていうのは味のある存在で、エロとはまた違うんだよね。映画には欠かせない存在なんだけど」
結城大和「きみたち、もっといい映画を観なさい。ヲタク向けの実写映画や青春映画ばっかり観てると感覚ひん曲がってくるよ」
了くん「まあ、いいたいことは分かるぜ。ただ、おれは普段働いていて、そんなに深い映画じっくり観てられないんだよ」
あすか「私の今までの経験だと、大人の男の人って小学生から26才までしかエロい女性に見えなくて、どうせあとはただの怖い家政婦か掃除婦なんでしょ?自分の母親以外はババアなんでしょ?人間だって、きみみたいな吸血鬼だっておんなじだよ」
久美子「マッチングアプリだって20代希望なんでしょ?本音は16才のJKがいいんでしょ?30過ぎた女はオバケなんでしょ」
結城大和「自分でそんなふうに言ってはいけない。私はロリコンだが、対象年齢以上の女性にも失礼な発言はしない。きみたちはそうやって自分を消費して、永遠の青春をつまらないものにしてしまいたいのかい?」
久美子「歴史上、素晴らしいと言われた文学は全て読んでるし、舞台は自分で演じてるから分かるんだけど、あれは全て男の欲望の産物よ。それを2000年やってきたんでしょ?馬鹿馬鹿しくもなるわ」
了くん「分かんねー!『フラガール』って町おこしの話だろ?おれそれ以上分かんねーよ!なんでこんな話題になるんだよ」
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大学の助教になってから、結城大和くんはだいぶものの考え方が変わりました。ロリコン趣味は変わりませんが、大人としてそれなりの品性を身につけたのです。
5万年以上、かれは吸血鬼の大人として、格好つけて暮らしてきましたが、生活のために大学で神話を学生達と語るうち、ただ享楽的に生きるのではなく教養の楽しさを感じるようになりました。
たとえその教養が、権力者達によって真実からねじ曲げられたものだったとしても、何故そうなったのか、隠された真実はどこにあるか思いを巡らすことが楽しくなり、初めて人生を謳歌するようになったのです。
だからあすかっち達のように、楽しそうではあるけれどどこか冷めた物の見方をする子どもを見ると、大人として責任を感じるようになってしまいました。結城大和くんは、あすかっち達に、もっと素直に芸術など人の文化を楽しんでもらいたいと考えるようになりました。穿った見方ばかりするのではなく、美しいものを美しいと感じてほしいのです。……伝わりますかね。
いつもフォロー・イイネ・コメありがとうございます。
本日もお越しいただき、ありがとうございました。
結城くんは遊び暮らすのをやめて大学で働くように
なってから、成長したようです。
あすかっち達も頑張って心を取り戻しましょう。
また明日来てね。









