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あすか(右)「今、ツヨシくんが薫ちゃんのために、ジルコニア協会に出す書類を一生懸命書いてるよ。審査が通ればお仲間になれる」
薫(左)「審査通るかな?確実にお仲間になれる魔法とか、ねぎっちょさんのお店で売ってないの?」
あすか「うーん、分かんない。魔法っていうよりかなり進んだ科学だから」
薫「ちょっと行ってみようかな」
ねぎっちょの魔法具店「プチ予言」。
ねぎっちょ(左)「いらっしゃ~い、どんなプログラムがご入り用?」
あすか「あ、薫ちゃんからLINEが来た。『ちょっと頭痛がするのであすかっちのお父さんの病院に行ってくるね』え?頭痛?」
ツヨシ(右)「ふ~、書き終わった。これで審査が通ればいままでのことが報われる」
あすか(左)「薫ちゃん、ちょっと風邪っぽいんだよね」
1時間後。
あすか(左)「あ、お父さんからLINEだ。『薫ちゃんが病院で倒れました 意識不明で今検査したら髄膜炎と分かりました 脳炎をおこしかけているのでアヴァロンのリンゴだけでは効きません 今日はお父さん帰れません 薫ちゃんのご家族に連絡お願いします』えーっ!髄膜炎って3~5日かけてじわじわ進む病気なのに!さっきまで元気だったんだよ」
ツヨシ「え?薫ちゃんが?」
2時間後。
あすか「お父さんからだ。『薫ちゃん重症です ご家族がおられます 面会謝絶ですので病院には来ないでください 高熱で危険な兆候です ツヨシくんにお伝えください』はあ?なんか変だな」
ツヨシ「薫ちゃん……もし後遺症が残ったらぼくが一生面倒見るよ。なんとか助けてっていって」
あすか「髄膜炎は薬投与して治るの待つしかないよ。それにしても急すぎる。これかなり危ない病気なんだよ」
2時間後。
あすか「お父さんだ。『薫ちゃんさらに危険な状態になりました 脳外科の藤村博士が今、別の患者さんの手術をしているので、ぼくの判断で薫ちゃんに藤村博士の薬を打ちます 薫ちゃんジルコニアになります』え?」
ツヨシ「エーッ!」
久美子「何騒いでんの?」
あすか「薫ちゃんが髄膜炎にかかって危ないんだって。お父さん、藤村博士の薬を使うって」
ツヨシ「あのー、ぼく一生懸命書類書いたんだけど?」
あすか「緊急事態だからもう書類要らないよ。薫ちゃんは私達のお仲間になる。よかったね、ツヨシくん。もう浮気すんなよ」
あすか「でも、これで少なくとも危険は去った。これから先どれだけ長い人生が待っているか、想像するだに大変そうだけど、もう薫ちゃんは歳を取らないよ、ツヨシくん、ずっと今のままの薫ちゃんといられるよ」
久美子「善かったんだか悪かったんだか……これから大変よ」
ツヨシ「書類書くのに5日もかけたのに……要らないって」
あすか「薫ちゃん、目を開けたって。すぐ元気になるよ。ツヨシくんよかったね」
ツヨシ「う、うん……」
あすか「薫ちゃん、審査なしでお仲間になった気分はどう?」
薫「最高だよ。何もかもがクリアーに見えるし、すごく新鮮な気分。いつも元気だし、これからずっとみんなといられるんだって思ったらすごく嬉しいよ」
あすか「かなり心配しちゃった。お母さんがお医者さんと再婚してから病院と縁が切れなくて」
久美子「スゴイ絶妙なタイミングで病気にかかったわね」
薫「実は、ねぎっちょさんのお店で、ジルコニアになる審査に確実に受かるプログラムを買ったの。魔法ですぐなんとかなると思ったんだけど、まさかあんな苦しい思いするとは思わなかった」
あすか「えーっ!魔法はジルコニア教会の人に催眠術をかけてくれるわけじゃないんだよ。あくまで時空プログラミングなんだから」
ねぎっちょ「え?そんなに大変だった?」
あすか「命に関わるようなプログラムは売らないで!薫ちゃん本当にみんなの仲間になれたからいいけど、うちの病院に来なかったら間に合わなかったと思うと怖くて膝が笑っちゃうよ」
ねぎっちょ「でも、大病しないと藤村博士の薬は使えないって、プログラムが判断したんでしょ。わたしのせいじゃないわよ」
薫「そういうわけだから、ツヨシくん、これからもずーっとよろしくね」
ツヨシ「やっぱり重い……薫ちゃん」
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薫ちゃんがお仲間になりました。
ねぎっちょのプログラムのために、せっかく5日かけて書いた書類は必要なくなってしまいました。
ツヨシくん、これから先、もう薫ちゃんからは逃げられません。
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