謎の男「もしもし、きみ……」
ツヨシ「はい?」
ツヨシ「あすかっち、今日のごはん、まったく味がしなかったよ」
あすか「え?みんな美味しいって食べてたじゃん」
了くん「味覚障害か?コロナ?熱は?」
ツヨシ「熱なんてないよ、34度だった」
了くん「それはそれで異常だ。何か食べたいものはないのか?」
ツヨシ「血が飲みたい」
久美子「はあ?」
久美子「何を言い出すかと思ったら!そんなもの飲めるはずないでしょ。血が飲みたい?ふざけないでよ」
ツヨシ「本当なんだよ」
久美子「くだらない」
あすか「でも、最近学校で聞いたことがあるよ。ロン毛でカーキ色のコート着た男に首を咬まれたあと、味覚障害になってしばらく何も食べられなかったって人いるんだって」
了くん「おれも聞いたな。しばらくの間、ネコや鶏の血をすすってたそうだ」
久美子「オエ」
久美子「気持ち悪い」
あすか「ツヨシくん、何か心当たりない?」
ツヨシ「そういえばさっきだけど……帰って来る途中、若い男の人に声をかけられて、それっきり覚えてない。気がついたら玄関にいた」
あすか「分かった。血ならいいんだね」
アインシュタイン先生「どうツヨシくん。さすがにうちの病院から輸血用の血液は持ち出せなかったから、人工血液なんだけどね」
ツヨシ「うん、美味しいよ」
あすか「ツヨシくん、吸血鬼になっちゃったのか……可哀想に」
ツヨシ「……りんごが食べたい」
アインシュタイン先生「ん?りんご?」
あすか「アヴァロンのりんご?普通のりんご?」
ツヨシ「どっちでもいける」
了くん「それからツヨシ、ずっと人工血液とりんごしか口にしないの?よく生きてるな」
あすか「まだツヨシくんを吸血鬼にしたヤツの手がかりもつかめないし。ツヨシくんが人工血液に飽きちゃって誰か襲わないか心配だ」
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ツヨシくんを吸血鬼にしたのは一体何者なのか?
ツヨシくんの味覚は回復するのか?
シンボルリカちゃん
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