アカデミー賞について | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

1/6のロー・ファンタジーお人形劇場やってます。PCオススメ。
ジェニフレ・バービー・12インチフィギュア達で構成されてます。
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私が監督でドールは役者です。記事は予約投稿です。

久美子(中央)「米アカデミー賞での助演男優賞獲ったロバート・ダウニー・ジュニアだけど、舞台の上での態度が良くなかったのよ。プレゼンターとして舞台に立ってたベトナム系のキー・ホイ・クァンを、オスカー像だけ受け取ってあとはスルーして他の俳優とハグして。アメリカのアジア人に対する態度って『空気』なのよ。明らかにに差別してる」

 

了くん(左)「おれは、差別だ何だと声高に叫ぶことは好きじゃない。アメリカの話だろ?別にアジア人だから殴られたというわけでもないし」

 

あすか(右)「私、ヨーロッパに行った時、変な人に出会い頭に頭をはたかれたことあるよ」

了くん(左)「そうなの?恐いねえ」

 

久美子「最近はアフリカ系には配慮があるし、そう主張しているけど、アジア系は声をあげないからって、ひどいのよ。食堂でウェートレスと間違うなんてザラよ。黙ってるから今回のアカデミー賞みたいなことがまかり通るのよ。アジア系はうるさいぐらいに思われたほうがいいわ。でないと他のアジア人も迷惑する」

 

あすか「多分、ロバート・ダウニー・ジュニアはアジア系俳優をスルーしたことさえ気づいていないだろうね」

久美子「それがいけないのよ。注意深くいてほしいわ」

 

あすか(左)「耳の痛い話だ、私もヨーロッパで店員さんを空気にしちゃったことあってさ。アレってかなり失礼なんだよね。向こうはお客も挨拶しっかりしないと嫌がられるんだよね、反省」

ツヨシ(右)「ぼくもやっちゃったことあるな。気にしたらきりがないんだけど」

 

了くん(左)「日本じゃ目を合わせることの方が失礼だったりするから、この辺の相互理解は難しいな」

あすか(右)「海外へ行く用事の多い人は嫌でも直面することだし、行かなきゃいいってわけじゃない」

 

あすか「ようやくルールやマナーを覚えた頃には嫌われてたってんじゃ淋しいよね。まずは自分が気をつけたいもんだね」

 

久美子(右)「アジア系はどうしても舐められがちよ、痩せて小さいことも多いし。これからはアジアがこういうことを訴えていく時代だわ」

ツヨシ(左)「でも、久美子ちゃんはアジアっぽくないよ」

久美子「アタシだって背があまり大きくない。アメリカ行った時けっこう子供扱いされたわよ、放っておくと気になるまでエスカレートするの。だからハッキリ抵抗しないとね」

ツヨシ「厄介ごとが増えそう」

 

了くん「文化の違いはどうしようもないけどね。久美子ちゃんはアメリカ人でもあるし日本人でもあるわけだから、人種となるとどっちの側に立ったらいいのか分かんないだろ。むしろそういうことから自由な立場だったらいいのに。なんにでもレッテルを貼ったりカテゴライズしたりしないほうがいいんじゃない」

 

久美子「アメリカに行くと人種や民族抜きにものを考えられないわ。民族ごとにイベントも違って……隣に住んでいても混じり合わないもの。だからオスカーは差別をしないって敢えて言わないとならなかったの。日本だと『意識した時点で差別している』と受け取るじゃない。そこから自由にって言われてもできないわよ」

ツヨシ「……ふたりが何を言ってるのか、ぼく分からなくなってきたよ」

 

あすか「自分と相手が違う人間だと認識した時点ですでに差別は始まっているから、差別がなくなることはないってことでしょ。でも、公共のものにはそうあってほしくないってことだよね」

 

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若い頃、海外に行って差別されたとかより、自分のほうが向こうの事情知らなくてひどいことをやっちゃったという思い出が強く、穴があったら入りたいということだらけでした。今行ったってたくさん失敗するでしょうし、恥ずかしいのでもう海外に行きたくないです。それでも向こうの皆さん、親切だったんですけどね。だから、やたらめったらこういう話題はしたくないです。ロバート・ダウニー・ジュニアも、あの後、キー・ホイ・クァンとハグしてます。でも受賞の時にちゃんと挨拶してないと、やっぱり言われちゃうんですね。ちょっとした油断で心の中を見られてしまったり、誤解されてしまったりの海外はやはり恐いです。海外は日本以上に挨拶が出来てないといけないのですね。今回、他にエマ・ストーンのミシェル・ヨーに対する態度も悪かったとのことで、ハリウッド一波乱?

 

ところで、米アカデミー賞では日本映画は「君たちはどう生きるか」と「ゴジラ-1.0」が受賞してますね。どっちも昭和の日本が舞台です。昭和は遠くなるどころか、ますます強いノスタルジックを魅せるようですね。