薫「このおひな様、可愛い♡こういうのもいいよね、罪のないかんじで。薫のところはスヌーピーのおひな様だから、こんな古風なのにも憧れるな」
あすか「うん。私も『御殿飾り』ってのにも憧れがあるんだけどね。江戸時代後期から昭和中期まで京都を中心に流行した、ドールハウスタイプのおひな様ってすごいよ」
薫「ドールハウスってそんなに昔からあるの?」
あすか「あるよ。宮中生活を模した御殿がけっこうハイクォリティーなんだよね、展覧会で観たけど。台所用品とかもミニチュア化していてリアルだったよ」
あすか「お内裏様とおひな様だけで飾るのは『親王飾り』っていうんだよね。薫ちゃんのおひな様はどこまであるの?」
薫「スヌーピーの原作のキャラクターの五人囃子があるよー」
あすか「五人囃子まであるんだ、観てみたい」
あすか「でもやっぱりいつかはオクで御殿飾りのおひな様落札したいな」
薫「え、江戸時代のおひな様って何か怖い」
百鬼丸(左)「ビーちゃん先輩、ぼくもハウスが欲しいです」
ビーちゃん(右)「ぼくは犬小屋につながれてる外犬はイヤだワン。おうちの中を自由に歩き回れる今が一番だワンね」
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あすかっちのところではおひな様を出しました。我が家の人間用のおひな様は押し入れの中です。あすかっちのおひな様はシンプルなデザインですね。あすかっちが憧れる、昭和中期ぐらいまであった「御殿飾り」は豪華7段飾りなど段を競うものが百貨店を中心に流行したことから衰退しました。やはり御殿のミニチュアは後片付けが大変だったようですね。