ツヨシ「……というわけでね、その可哀想な猫の避妊手術代を肩代わりしちゃったんだ。だからスカンピ―なの。いくらか貸してくれない?」
あすか「貴様、今からあだ名は『猫爺』な。もしもしナタリーさん、イラストでもカット描きでもエッセイでも、何でもいいから短時間で出来る仕事ちょーだい」
あすか「今のご時世、ただピアノ弾くだけじゃ現ナマは入ってこないんだよ。ピアノ教師のクチないの?」
ツヨシ「あすかっちー、それはぼくにはできないんだ。ピアノ弾く以外なんの取り柄もないんだよ」
あすか「え?また借金した?小学生のイタズラをかばって?バカだな、小学生は少しぐらい痛い目を見たほうがいいんだよ」
ツヨシ「女の子だったからつい……」
あすか「ナタリーさん、実入りのいいバイト紹介して」
ツヨシ「あすかっち、ありがとう」
あすか(右)「なにがありがとうだ、お前の親父の●袋から出直してこい、うすらトンカチ」
ツヨシ(左)「あー、やっぱり殴られるのか」
ワシントン姉妹参上。
ラトゥヤ「ダメよあすかっち、殴っちゃ。どーいうこと?」
あすか「どういうこともこういうこともないよ。遊びに来たのには最悪のタイミングだね」
ツヨシ「美人姉妹に助けられた」
ラトゥヤ「どんな理由があろうと、私達は暴力に反対よ」
デボラ「いつでも相談にのるわ、じゃ、私達は出直しましょう」
ツヨシ(左)「あすかっち、どこ行くの」
あすか(右)「お前が作った借金を返すには働かなきゃいけないんだよ。歌舞伎町で女王様やってくる」
ツヨシ「ぼくも連れてってー、女王様やってるとこ見たい」
あすか「だめ!ここでおとなしくしてろ」
メイメイ(右)「こんにちは、あすかっちいる?」
ツヨシ(左)「今ぼくを助けるために歌舞伎町で女王様してる」
あすかっち、帰宅後。
あすか(奥)「そのまま正直に言うバカがどこにいる!おかげで友達をひとりなくしそうだぞ。もう怒った、真性M男とみなしてしばきまくる、今日は血尿出るぞ」
ツヨシ(手前)「そう、ぼくM男なの。もっとしばいて。結局舞台衣装のまま帰って来たんだね。今回はぼくの勝ちだ」
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徹底してお馬鹿なツヨシくんでした。
『戦いすんで日が暮れて』は佐藤愛子さんの短編小説で、優しいけど借金ばかりこさえている亭主を怒鳴り散らす奥さんのうっぷんがつまったものです。最後はどうなったんだかな?映画化もされました。
これをサブタイトルに何か書きたくなってこの話を作りました。が、あすかっちは借金を返すために佐藤愛子さんのようにヤクザの大親分のところに無心に行けませんから、単純なコネを使いました。
編集者ナタリーさんのコネですから、この程度です。












