この物語はフィクションです。
久美子(左)「ここにいると思ったんだ~。そのコスプレが出来るぐらいなら、まだ心に余裕があるってことよね」
久美子(左)「あんた、このままどうするつもり?クラスメイトに話したら距離置かれちゃったんだって?バカなの?」
久美子(左)「ヒトはねぇ、上っ面だけの付き合いの子が窮地に置かれた場合、巻き込まれまいと避ける生き物なの。普段スピーカーな人が大嫌いなあんたが、どうしちゃったの?ノンコ叔母さんがあんなことになって気が動転した?」
久美子(左)「正直あたしもキツいんだよねぇ、あんたのそんな顔見てると」
久美子(昼)「帰ろ、あすかっち」
久美子(右)「あたしは”可愛いわが身がとっても心配”ってヤツは、将来ろくな人生送らないと思うよ。嫁姑、パワハラとかで」
久美子「あたしさ、以前いたSNSで仲良かった子とウィルスのことで喧嘩して、そしたらじぶんもサイト開きたい女が横入りしてきて、100%あたしに味方してくれるって言ったくせにいざ相談を持ちかけると避けるの。そしてあたしたちが喧嘩に飽きちゃったころサイト開いて、一世を風靡したけどネタはあっという間に尽きて、ある時その女ピンチに陥って、すぐ消えたわ。人を利用することしか考えてなかったのよ。偽善者ってヤツ。そういう女もいるのよ、逃げるのが上手いの。喧嘩した子とは仲直りしたけど、あんたも少しずるくなりな。あたしはもうこりごりだけど」
久美子「だからあたしは、もうSNSは一切やらない」
あすか「……」
あすか「やあ、百鬼丸」
百鬼丸「(ぼくはあすかちゃんを裏切りません、がうがう)」
久美子「あんたはひとりじゃないんだからね。あたしや了くん、ツヨシもいるんだから。アインシュタイン先生がきっとノンコ叔母さんを治してくれるわ」
あすか「……うん」
ノンコ(右)「ねえ、あすかちゃん知らない?」
久美子(左)「目の前にいるわよ」
ノンコ(左)「あすかちゃん、ただいま」
過去から来た2歳のころのあすかっち「やーん」
あすか「……」
久美子「……」
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あすかっち、少し元気になったかな?
私にとって、あすかっち達はとても大事な役者であるとともに、友でもあります。