この物語はフィクションです。
ノンコ(右)「あなた、どなた?」
あすか(中央)「え?」
久美子(左)「ノンコ叔母さん、あすかっちを忘れたの?自分の娘じゃん」
ノンコ「久美子ちゃんは分かるわ。でもあすかちゃんはまだ2歳で、私が子宮筋腫の手術をしたときかあさんに預けたら、泣いて泣いて涙がポタポタと畳に吸い込まれていくのを見てたまらないって言って夜、連れてきたわ」
アインシュタイン先生の声「それはぼくと結婚する前の話でしょ、君は背骨にひびが入って入院したんだよ」
ノンコ「当然、知ってるわ。あすかちゃんはどこ?かあさんの家?」
アインシュタイン先生「取りあえず中へ。この子はうちのお客さんだよ。この子もあすかちゃんっていうんだよ」
ノンコ「あら、そう」
学校で。
キワナ(右)「あすかっち、そんなことってあるの」
真夏(中央)「お気の毒ね」
家で。
了くん(左)「かあさん、ほら、あすかっちだってば。あんたの実の娘だよ」
ノンコ(右)「いいえ、あすかちゃんは2歳よ」
あすか(中央)「……」
久美子(右)「大丈夫よあすかっち、あたしたちがついてるわ、ノンコ叔母さんすぐ思い出すわよ。アインシュタイン先生も一時的な何かだっていってたし」
百鬼丸「(あすかちゃん、ぼくもついてますよ、がうがう)」
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果たして、真の再会の日は?
他のことは普通に覚えているのに、実の娘のあすかっちだけ忘れているノンコさん。
いったいなにがあったのでしょう?