あすか「ここで巫女をしながら作家稼業もしてるのか」
姫華「いかにも。環境はよいぞ」
あすか「なぜ今さら、和解を申し入れてきた」
あすか「不倶戴天の敵に罠でも?」
姫華「まさか。もともとわらわの方が収入は上じゃ。お互い相争い、血を流すことは穢れにつながる」
あすか「穢れってなんだ」
姫華「神社の世界で忌み嫌われるものじゃ。そなたに復讐をしようだの、そんな願いは穢れておる。また、人のものを奪うことも天の理にはかなわぬ、きっと神罰が下るであろう」
姫華「個人の欲望(願い事)自分さえ良くなれば、お金が欲しい、地位が欲しい、名誉が欲しい
という願い事は神を穢す行為じゃ。復讐などもってのほかなのじゃ」
あすか「?」
多く願うとどんどん不浄になっていき、汚れてしまう。これも『気』が枯れるけがれになる。不浄な願い事だからじゃ」
姫華の声「清らかなものは『ありがとう 』という感謝の心だけじゃ。汚れた心を浄めるのは有難いという感謝の心。本来はいつも守られてるしいろんな困難はわざわざその人が超える為に用意したモノなので感謝して越えて行くのじゃ。ゆえにわらわはおぬしへの復讐を諦めた。天がわらわのためにおぬしを遣わせたものだと」
あすか「何か和解の証は?」
これはわらわの神社の裏の図書館の鍵じゃ。合鍵を作っておいた。好きなときに読みに来るがいい。あらゆる知識がそこにある。来い」
あすか「神社の図書館が洋館とはな」
姫華の声「戦後建てられたのでな。読み放題じゃ」
久美子(奥)「こんな遅くまで何を話し込んでたのよ」
あすか(手前)「いや、裏の図書館紹介されて、遅くまで読みふけっちゃった。すみませーん」
アインシュタイン先生(右)「あすかちゃんの夕飯温めておくから荷物下ろしておいで。今日は了くんが作ったから妙にこうばしい料理だったよ」
了くん(左)「おとうさん、それ褒めてねーだろ」
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と、いうわけで、あすかっちと浦沢姫華は和解しました。
新たな敵が現れるかもしれないし、現れないかもしれない。ちょっとその辺、分かりません。
浦沢家の図書館はみーさんからいただきました背景布です。確かにあすかっちにピッタリです。ありがとうございました。浦沢姫華のセリフの「穢れ」については僧侶のユウトさん(”レイちゃんと共に”のお人形ライダーさんです)から教えていただきました。ありがとうございました。
それにしても、やたらめったら神社にお願い事をしてはいけないとは知りませんでした。
神社は「ありがとう」の場所だったのですね。
万物に「ありがとう」。






