あすか(右)「アンバー、自転車盗まれたの何回目だよ。しかも2時間300円の、番号つきのめんどくさいところでばっかり盗られるなんて」
アンバー(左)「そりゃ、面倒くさいけど。路上駐車出来なくなっちゃったから」
あすか「うっかり鍵をかけ忘れたんだろ」
あすか「だいたいさ、君の自転車って立派すぎるんだよ。ブ●ジストンのとか。しかもハンドルが1本のバー型の乗りにくい奴」
アンバー「だって、ママチャリなんて乗りたくないんだもん。友達みんな軽快車に乗ってるよ」
あすか「で?現状はどうなの?」
アンバー「台から何度も引き剥がそうとしたり、精算機のボタンを押してなんとかして盗ってやろうって感じだった。あの駐輪場に行くたび嫌になる」
あすか「ママチャリの目立たないヤツ買いなよ」
アンバー「ダメよ、執事さんのアルフレッドに怒られる」
アンバー「もう、くやしくて」
あすか「見栄張らなくてもいいと思うけどな」
あすか「アルフレッドに言ったりしたら安物に乗せられちゃうからな。よし、ちょっと任せてくれ」
あすかっちの声「どう?私の昔乗ってたやつ。乗れるように手入れしたよ。あんたの執着するバーのハンドルと、ママチャリ独特の後ろ部分。気に入った?」
アンバーの声「素敵!」
あすか「これなら地味で目立たないだろう」
アンバー(手前)「ピッタリだわ!ありがと、あすかっち」
あすか「よかった」
あすか(右)「でも、ちゃんと勉強しないと、自転車取り上げるからね」
アンバー(左)「え~」
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目立たない自転車に乗ることになったアンバー。
これでめでたし?