久美子(右)「うそでしょー、あすかっち、あの時、1日にこんなにたくさんのお薬飲んでたの?こんなに必要?バイク事故の時のよね、ワケ分かんない」
あすか(左)「頭痛してた頃はそうだけど、今はもう全然飲んでないよ?治ったからね」
久美子「頭痛薬にその副作用止めの胃薬、さらに頭痛薬の毒を出すためにお小水がしょっちゅう出るお薬、その副作用で口が渇いて水を飲みまくる水中毒のお薬、さらに……あたしならこんなの我慢出来ない!」
執事アルフレッド「私にもさっぱり分かりませんが、重複しているものもあるかもしれませんね。でもあれだけの事故のサバイバーですから、キレイさっぱり治ったことには驚いております」
久美子(右)「ねえ、あたし達本当に死なないの?」
あすか(左)「それは……保証する。でも風邪は引くよ。骨さえ残っていれば2週間もすれば元通りらしいけど、これはちょっと別ケースみたい」
久美子(右)「とりあえず返しておくわ、これ。読んでるだけでクラクラきそう」
あすか(左)「うん。あの時は頭痛、締め付けられるような痛みがあったりただの偏頭痛だったりしたよ。でも今は治ったよ」
久美子(右)「あっという間に病気やケガ治ると思ってた」
あすか(左)「いや、普通はあっという間なんだけど。これは特殊ケースだったらしい。おかげでみんなに心配させちゃった、ごめんね、もう大丈夫だから」
百鬼丸(左)「(ぼくは永遠の1歳、元気で楽しい毎日です、がうがう。あすかちゃん大丈夫でしょうか、ビーちゃん先輩)」
ビーちゃん(右)「(もう大丈夫だワン。だけどこういう時はぼくは祈るんだワン。さあ、きみもあるじの全快を感謝して祈るんだワン)」
アルフレッド「まったく、不老不死になどなるものではないですな。万が一永遠に頭痛に悩まされるようなことがあったらと思うとぞっとしますよ」
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アルフレッド、厳しいけど正論ですね。
ただ静かにいたいですね。
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