久美子「これ、"ドクター・ノオ"の銃じゃない?だっさー」
あすか「ご名答。ベレッタM1934だよ」
久美子「南米に送りつけたのが復讐しに帰ってきたのって初めてじゃない?」
あすか「さあ、いつでもかかってこいだ!」
久美子「アルフレッドとツヨシくんとアインシュタイン先生がファンタジーキャッスルにいるなら安全じゃないの。なんで戦うことになったの?」
レオン先生「この家が壊されたら向こうへ行けなくなるだろう」
久美子「あたし、やっぱりエモノいつものにするわ」
レオン先生「あすか、その銃はやめとけ」
あすか「えー、なんで?」
レオン先生「この狭い部屋でそんなものぶっ放されちゃかなわん」
あすか「どうせみんなバラバラに行動するんでしょ?」
レオン先生「使い慣れない銃(追記:Vz61)は使うな。いつものグロック17にしろ」
あすか「分かったよ」
ノンコ「な、なにが始まるんですの?」
レオン先生「ご安心を、ちょっとした小競り合いですので、ファンタジーキャッスルで待っていてください」
レオン先生「了、ショルダーホルスターの付け方間違ってるぞ。直しとけ」
了「あ、はい」
ズブッ!
レオン先生「うっ」
あすか「あ、浦沢姫華?きみ帰ってきてたの!」
了「あすかっち、ホルスターの付け方合ってる?」
あすか「合ってるよ。今それどころじゃない、先生が」
姫華「くっくっく、油断したな」
了「簡単さ、こういうことになる」
あすか「まあ、そうだな。どうして一人で来た。しかも金のトカレフ持って。悪趣味だな」
姫華「まさか、こんなものものしくやっているとはおもわなんだ」
姫華「わらわの負けじゃ。殺せ」
あすか「あいにく日本は法治国家なので断る。きみが今回のことを小説にするのは自由だが、私の悪口ばかり書かれちゃ迷惑だ。ネタがないからといって題材をコチラに求められても困る。自分の足で歩いて調べ、自分の目で本を読み、自分の目で感じたことを書くんだ。人気に溺れて夢を見続けたいというならこのグロック17がものをいうぞ」
レオン先生「やれやれ、くだらない戦いだったな。こっちは腎臓刺されるし(普通なら死んでます)、みっともない話だ」
了「これ、オレの初陣?何か物足りない……」
あすか「ごめん!浦沢姫華がセコムで対処出来る範疇だと気づかなかった。果たし状が大げさすぎて……」
レオン先生「花凜を守った時より簡単だったな」
了「オレ、念のため見回りしてくる」
久美子「私のチェーン・ソウ持った姿、撮ってくれない?」
3人「やだ」
あすか「みんなになんて言えばいいか分からない……」
了「大冒険活劇やったって言いなよ」
久美子「その割に部屋きれいよね」
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大冒険活劇にしたかったのですが、銃から離れてずいぶん経ちます。銃の仕組みや名前や使い方は殆ど忘れてしまいました。
そこでこのしょうもない話になりました。みなさん、笑ってお忘れください。
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