レオン先生の近況 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

1/6のSFホームドラマお人形劇場やってます。PCオススメ。
ジェニフレ・バービー・12インチフィギュア達で構成されてます。
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私が監督でドールは役者です。記事は予約投稿です。

アルフレッド(右)「ほう、ファンタジーキャッスルの小学校で道徳を教えておられるのですか。ご立派ですね。道徳は担任が教えるものと思っておりましたが」

レオン先生(左)「向こうじゃその道のプロが教えるんだよ」

 

アルフレッド「そうでしたか。いいところですね」

 

アルフレッド「お嬢様の足音です。では私はこれで」

 

あすか「あ、レオン先生、来てたの。『教会』には先生疲れてるから、しばらく仕事休むって伝えておいたから。それにしても先生がファンタジーキャッスルの小学校で道徳教えてるなんてねー。多分教会は先生が仕事に飽きてること分かってるだろうから追っては来ないと思うよ」

レオン先生「ああ」

 

あすか「ファンタジーキャッスルの子供たちってどんな?村人の子供だけじゃ分からなくて」

レオン先生「そうだな、総じて心が優しいな。イタズラやからかいも、いつまでもやめないということはない。引き際を知っている。みんな目が澄んでいて純真だ」

 

あすか「児童たちになにを話したの?」

レオン先生「俺の子供の頃の話だ。そうしたら、男女問わずみんな泣き出した。小6になってもまだこんなに純真なのかと思うと驚いたよ」

 

レオン先生「あの中から、お前のような作家は出ないだろうよ。幸か不幸か分からんが」

あすか「そっか。だから私はいつまでも『鬼才』なんだね」

レオン先生「あの子供たちが大きくなっても、お前の書いた本を喜んで読むかどうかちょっと分からん」

あすか「私、その子達と2歳しか年違わないんだけど」

レオン先生「だから『鬼才』なんだよお前は。14の女の子が書いた創作が舞台化されたり映画化されたリだなんて、初めは俺も信じられなかった。だがファンタジーキャッスルのような国では、分かる気がする」

 

あすか(右)「1500年も平和が続けばねえ、そうなりもするか」

レオン先生(左)「していいことと悪いことの区別がつき、かつ、悪いことはしないように自分で気をつけてる子供たちばかりだ。ファンタジーキャッスルの子供たちは子供のうちから働くことの意義を知っている。どんなに高貴で裕福な家の令嬢でも、普通に働いているよ。その辺はここと変わらん。その上でなお、優しい心を保っているというのは驚かされる。俺は、ああいう人たちの幸福のために生きたい」

 

レオン先生「出来ると思うか?」

あすか「うーん、そうだねえ……」

 

あすか「きっと出来ると思うよ、先生なら。人はなりたいものになる権利があるんだ」

 

百鬼丸(左)「(ね、ね、なりたい者になる権利があるって言ったでしょ?ぼくはいつかあすかちゃんの王子様になるんです、がうがう)」

ビーちゃん(右)「(1500年経っても無理だと思うワン)」

 

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『教会』も、レオン先生に長年仕事をさせていたので「疲れた」といっても信じるのでしょうね。

 

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