アインシュタイン先生「やあ、よく来たね」
あすか「こんにちは、先生」
了「お父さん、おれ、了って名前になった」
あすか「番号じゃなんだから、私がつけちゃった」
アインシュタイン先生「そうか、よかったな、服も買ってもらったか、よかったな」
了「お父さん、大丈夫?」
アインシュタイン先生「足か?ん、このとおり右が義足になっちまったが、なに、前より患者さんに寄り添えてるよ」
あすか「私や了くんに使った薬使ったら、新しく生えてくるかも」
アインシュタイン先生「いや、このままがいい。万一死ねない身体になったりしたら困る。ぼくは人として定められた寿命を全うしたい」
了「お父さん、いつまでも生きて、おれのそばにいてよ。おれお父さんから教わりたいことたくさんあるんだ」
アインシュタイン先生「いや、そういうのはよくない。あすかちゃんや、友達に教わるんだ。そして人の役に立つ人間になれ」
了「レオン先生は?」
アインシュタイン先生「レオン先生は少々荒っぽい。お前向けじゃない。あすかちゃんに直接教わるからと、断っておいたよ」
了「おれ、ソージツくんのクローンとして役に立たないなら、お父さんの足になりたい」
アインシュタイン先生「だめだ。ぼくは一人でお風呂にも入れるし、何も困っていないよ。お前はあすかちゃんの家で友達といろんなことを学んで暮らすんだ」
アインシュタイン先生(左)「どうした、情けないぞ。男が泣くな。あすかちゃん、了をよろしく頼む。身体や頭脳は年相応でも、心は生まれたての赤ん坊のように無垢だ。君が必要だ」
あすか「うん」
アインシュタイン先生「二人とも馬鹿力を持て余しているだろうが、いずれ役に立つ日は来るよ」
アインシュタイン先生「それだけ頑丈な身体で、身体に気を付けろというのも変だが、偶然授かった命、大事にするんだぞ」
アインシュタイン先生「それから、あすかちゃんとお前に使った薬、みんなには内緒だぞ」
了「なんで?」
アインシュタイン先生「変に妬まれたり、気味悪がられたりしないようにだ。人間はよく分からないものを畏れる」
了「分かった」
アインシュタイン先生「いい子だ」
あすか「じゃあ、風邪引いたり魚の目が悪化したら来るね」
アインシュタイン先生「そういう時はじゃんじゃん来て」
ナイチンゲール「先生、これでおよろしかったんですか?」
アインシュタイン先生「このほうがあの子たちにはいいんだ」
久美子(左)「あすかっち、お帰り~!アインシュタイン先生にさらわれちゃったかと思ったよ~」
あすか(左手前)「逆だよ。拉致しようとしたけど先生結構強くて(←冗談です)。同居断られた」
ツヨシ(右奥)「なんで戻ってきたんだよ。アインシュタイン先生のところに帰ったんじゃなかったの?」
了(右)「みんなとここで勉強しろって言われた」
あすか(右)「まあ、またアインシュタイン先生には逢えるよ」
了(左)「水虫になったらな」
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了くん、あすかっち宅の住人になりました。
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