閲覧注意:芸能人好きの方は読まないほうがいいと思います。長いものが読めない方も、オススメしません。
あすか「ツヨシくん、アイドル暴行事件のことでまだそんなにもやもやしてるの?」
ツヨシ「うん。これで48ものの解散の可能性が出てこないかって思うんだけど…同時になんで被害者が謝らなければいけないのかが分からない」
あすか「イメージ重視で売ってる業界で、被害者が声をあげたからだよ。売れかけてたのにタイミングが悪い」
ツヨシ「だって叫ばなきゃこれから先、どんな目に遭ったか分かんないし。他にも卒業せざるを得なくなったメンバーいっぱいいるし」
あすか「きみだってタケル君にひどい目に遭っても学校に言えなかったろう?それが暗黙のルールだから。タケル君はやりたいことが他に出来ていじめをしなくなったけど、きみの傷はジュリアードでなきゃ癒されなかった」
あすか「うちのお母さんが担任だったらもっと早く問題片付いたと思うけどね。あいにくきみは自力でどうにかしなきゃならなかったろ」
ツヨシ「そりゃアメリカ行っても東洋人は差別されてつらかったよ?だけどみんなの前で『ラ・カンパネラ』を弾いたら、その日からぼく、ヒーローになっちゃった。ちゃんとアピールすれば認めてもらえるのに」
あすか「だが日本じゃ『のび太のくせに』だ。内部で起きたことに、彼女はブログで被害を訴えた。そしたら騒ぎになってCM打ち切られたり、他のメンバーもブログを書かせてもらえないようになった。顔と名前出してお金もらう仕事をしていれば、いつどんな目に遭ってもいい覚悟で臨まなきゃ。会社に損害を与えるアイドルは活動を続けられない。彼女は何も悪くないけど、会社に都合が悪かっただけ。私も以前いろいろやってて恐いことあったけど、顔をつかまれただけじゃ暴行にならない。医者は私に『最低、切り傷ぐらいはないと立件できない』って言った」
ツヨシ「あすかっちだって被害被ったことあるじゃん。じゃ、被害に遭った人の気持ち分かるはずだろ」
あすか「中傷なんてしょっちゅうだよ、それでも人の感情を煽った商売する人間は誰からも守ってもらえないのさ。学校は病気になってまで行くところじゃない。だけど仕事は、その仕事のためにいつ命を落としてもいいと思ってなけりゃできないんだよ。私はものが書きたいんじゃなくて、書かなきゃ生きていけないんだ。紛争地帯に取材に行かされた時も、断ったら次、仕事が来なくなるから引き受けたんだ。誰に何を言われようとも、志半ばで斃れてもこういった仕事は我慢しなきゃやってらんないんだよ」
ツヨシ「紛争地帯行ったのがそんなに偉いの?傲るなよ」
あすか「美少女アイドルって仕事はどうしても賞味期限がある。1位でなけりゃグループ卒業後、生き残れない。美少女の補充なんていくらでも出来る業界だ。だから、彼女は謝らなければ引退するしかないんだ」
ツヨシ「それじゃ可哀想だよ。アイドルの給料は安いのに」
あすか「可哀想かもしれないけど、アイドルとして生きるってそういうことだよ」
あすか「肉食獣は餌にありつくためには毎回命がけだ。動物も人間も同じだよ。私はもう『会いにいけるアイドル』という売り方はやめたほうがいいと思ってる。ここまで安く扱われると、イカれたやつが『ちょっと可愛いからって稼ぎやがって』と誤解する。アイドルと一般人は距離があったほうがいい。今回の件はまだハッキリしてないことが多くてあれこれ推測で言えないけど、真相を究明することはおそらくできないよ」
ツヨシ「とんでもないこと言い切ったね、あすかっち。アイドル襲われるのはグループに限ったことじゃないのに。上がなんとかしてくれないならファンが守る…」
あすか「アニメのヒーローみたいなこと言うなよ。きみに何が出来る」
ツヨシ「だけど、あすかっちの言ってることは正しくない。ファンが大声で『きみを守るよ!』ってコンサートで横断幕掲げ続ければ、それはアイドルの活力になると思う。そしたら事務所も変わるかもしれない」
あすか「ふーん。な、る、ほ、ど。正論だ。彼女にそれだけの魅力があれば、それは正しい。よくまあ、推しメンでもないのにそこまで言えるね」
ツヨシ「もし推しメンが同じようなことになったらって思うもん」
あすか「ま、そういうことなら私はもう何も言わないよ」
ツヨシ「あすかっち、紛争地帯行ってから変わっちゃった。なんでそんなに人命が安いの?帰ってきてからガーナでチョコ配ったり、いろいろやってるけど、紛争地帯行ってからあすかっちじゃないみたいだ」
あすか「色々見たし聞かされた。爆弾から私をかばったカメラマンのおじさんの背中には今でも破片が入ったままだよ、公にしてないけど。それから」
ツヨシ「そ、そこから先は言わないで」
あすか「そう言うと思った。きみにはアイドルは守れない。正しいだけじゃご飯は食べられないんだよ」
あすか「安全圏から匿名でアイドルやジャーナリストを叩いてる連中は、たいていCDや雑誌買ってくれないから、お客様じゃないけどね。それでもお騒がせしましたと言わなきゃいけない。そしていつも通りに営業するんだ」
ツヨシ「…理不尽だよ」
あすか「ただ同情して怒ってるだけじゃ何の力にもならないよ。会社を変えようとすればそこを辞めるしかないんだ、相撲でも似たようなことあっただろ」
ツヨシ「…ところであすかっちがさっきからいじってるそれ、昭和のアニメのだよね。あすかっち昭和のアニメ好きだよね」
あすか「ものにもよるけどね。このアニメは他のどのアニメとも似てないからねぇ」
ツヨシ「えーと、ボトムス」
あすか「ボトムズだよ。ボトムスじゃズボンだ」
あすか「これはブルーティッシュドッグといってヒロインの機体だよ。きれい事の少ないアニメだけど、露悪趣味でもない。主人公もお偉いさんの息子じゃない。今のアニメにはないものだね。ふだんアニメ見る習慣なくてもこれだけは観てるって人けっこういるんだよ。って何回か言った気はするけど」
ツヨシ「ぼく、ちゃんと観てみる」
あすか「貸さないよ」
ツヨシ「Amazonビデオで観るからいいよ」
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長いわ重いわですみません。
書いていてこんなに長くなると思いませんでした。
考え方は諸々あるでしょうが、どうか老害と思って、怒らないでくださいね。今の時流とは合わない考えなのは分かっていますが、もう簡単に人や世の中を変えられるとは思っていないのです。
この話はフィクションです。どの団体とも関係ありません。
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