ゆきな(中央)「あすかっち、その箱なに?」
あすか(左)「チョコレート。まだまだあるよ。印税入ったんで、どうせ税金で持って行かれるなら寄付することにしたの」
ゆきな「どこへ?」
キラりん(右)「ガーナでしょ。カカオの生産地だもの。あそこカカオ農場に児童労働させてるのよね」
ゆきな「じゃ、いつでもチョコ食べられるじゃない」
あすか「ガーナはチョコの原料の生産地で、それを海外に輸出して、チョコレートに加工してまたガーナに戻ってくる頃には庶民にはものすごい高価な物になっちゃってるわけ。だからガーナでは生まれてから一度もチョコを食べたことがない子がけっこういるんだ。かれらにチョコを届けたいんだよ」
ゆきな「そうなんだ~。長編頑張って書いてたもんね」
あすか「疲れたからしばらくは短編とコラムだけにするよ」
キラりん「わたしもお医者になったら恵まれてない子供達に出来ることをしたいわ」
あすか「喜んでくれるといいな」
そして、それからしばらく経ってのち。
あすか「あれ?ガーナからメールが届いてる。チョコのお礼状かな」
あすか「えーっと『ぼくは12歳、カカオ農家の8人兄弟の一番上です。ぼくはチョコレートを食べたことがありません。だから家がチョコレートを受け取った時はとても嬉しかったのですが、お母さんがぼくたちにチョコレートを渡してくれず、市場へ持って行って売ってお金に換えてしまいました。そのお金で、両親と祖父祖母はいつもよりいいご飯を食べました。ぼくたちはいつも通りのご飯でした。チョコレートが食べたかったです。このメールはボランティアの人に代筆してもらいました。ぼくは読み書きができません』あー、そっか…」
あすか「よし!次、印税入ったらガーナ行って直接きみの手にチョコを握らせに行くぞ!その場で食べてもらおう」
ゆきな「へー。そんなことあったら、私だったらチョコ寄付しないよ」
あすか「うん。でももっと大事なことに気づいたんだ。私、もっと稼げるようになったらあそこへ学校建てるよ。子供たちがちゃんと教育受けられるよう働きかける」
あすか「えーと。『お手紙ありがとう、きみのおかげで色々なことに気づきました、子供達が労働に狩り出されることのない世界になるよう、私も頑張ります』」
ビーちゃん(犬)「(書き物ばかりしていないでご飯くださいワン)」
うにちゃん(猫)「(遠くの貧しい子より身内の衣食住にゃん)」
あすか「あ、ごめん」
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マザー・テレサの下で働きたいと申し出た日本人に、マザーは「あなたの国の恵まれない病人を助けてあげて」と言ったそうですが…こればっかりはお国柄の違いですからねぇ。
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