来客中。
あすか「そうですよねえ、しかもうんと若い人と」
客「悲しくて眠れなかったわ」
客「でしょ?もう青天の霹靂で」
あすか「残念ながら未見なんです、忙しくて」
客「この悲しみを誰かと分かち合いたいわ」
あすか「ん?」
あすか「郵便ポスト?」
ノンコ「毎日上から下まで真っ赤で歩いてるからそう呼ばれてるの。あの先生、普段はとても親切でいい人なんだけど、ヨン様のこととなると人が変わるのよ。朝から晩までヨン様なの。あんた私が冬のソナタ好きだったこと郵便ポストに言ってないでしょうね?困るのよ、一日中拘束されると」
あすか「まあ、言ってないよ。お母さん恐い顔してたし」
ノンコ「助かるわ。変に気に入られたらまた来て一日中ヨン様よ」
あすか「…お菓子持ってきたしむげに出来ないじゃない、お母さんの同僚だし、悪い人じゃないよ?」
ノンコ「悪い人じゃないから困ってるのよ。お母さん冬ソナは役者さんの名前までは覚える気ないのよ。物語にしか興味なかったの。あの人追っかけも激しくて、誰か誘って生活全部ヨン様なのよ」
あすか「好きなモノがあるって素敵なことだと思うけどな。お母さん的には一緒に上映会やったりまでしたくないってこと?」
ノンコ「そうよ。お子さんの話とか生徒の悩みとか、普通のお話ならいいけど」
あすか「娘の私はこんなにヲタクなのにねえ。お母さんだって健康オタクじゃないの」
ノンコ「あたしはいいのよあたしは」
アルフレッド「はい」
あすか「ちょっとお願い出来るかな」
アルフレッド「いつも言われてしまいます」
郵便ポスト「笑えば素敵なかただと思うのに」
アルフレッド「恐れ入ります」
アルフレッド「実は奥様とお嬢様、これから『水木しげる記念館』へ行かれる予定なのですが、ご一緒にいかがですか」
郵便ポスト「え?あの娘さん、ゲゲゲの鬼太郎のファンなの?」
アルフレッド「とくにねずみ男がお好きで」
郵便ポスト「悪いけどヨン様のような笑顔のないところへは行きたくないわ、これで失礼」
アルフレッド「お客様はお帰りになりました。ほとんど賭けでしたが」
ノンコ「よかったわ、これでうちの中のことじろじろ見られたり喋って歩かれたりせずにすむわ」
あすか「アルフレッド、ありがとう。でも私、ねずみ男のファンじゃない~」
アルフレッド「正直にジャイアンというべきでしたかな?ただ、ムーミンやドラえもんなら一緒についていらっしゃる可能性もございましたので」
ノンコ「あすかちゃん、ウソをホントにしてあげる。水木しげる記念館へ行きましょう」
あすか「それはすごく嬉しいけど、なんかあの先生に悪いことしたね」
アルフレッド「なに、ああいう人はまた夢中になるものを見つけますよ」
ノンコ「さっき郵便ポストから『執事さんは独身か』って電話あって、『妻帯者です』って答えておいたわ」
アルフレッド「…助かります」
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決して悪い人じゃない郵便ポスト先生にはまたいいところも見せてあげたいと思いますが、次は何が趣味になっているでしょうね。あるいはヨン様を愛し続けるかもしれませんね。ツヨシくんのように切り替えが早いとは思えませんし…。
まあ、相手が芸能人であれ、人の幸せは祈ってあげたいものですね。
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