これまで数回に渡ってロバート・オーガストに纏わる事を綴って来たが、本日はこちらのボードをクローズアップしてみたいと思う。
改めての紹介となるがロバート・オーガストのエンドレスサマーモデルである。
こちらのボードはロバート・オーガストの手元にオリジナルのボードが無かった事から1963年に自身が乗っていたボード・・・
そう、エンドレスサマーの劇中で彼自身が乗っていたボードの完全レプリカとなる。
このボードが企画された時代はPIGと云うジャンルが浸透していなかった事もあり、1963年当時のジェイコブスのオリジナルPIGよりは幾分かノーズにボリュームがあるのが特徴である。
しかし、それ以外のディティールに至っては当時のボードと全く同じコンセプトとなっており、サーフボード全体にホワイトピグメントが施されているのが判る。
それはハーフムーンに至っても同様であるのだが・・・
テールより若干前方にグラスオンされたフィンはジェイコブスのハーフムーンではなくベルジーハーフムーンが採用されている。
しかしながら、シッカリとテールエンドからフィンが覗き込む様は流石はレンジェンドのレプリカボードである。
そして、ロバート・オーガストのエンドレスサマーモデルと云えば・・・
このディケールである。
オーガストのレーベルでリリースされているので、当然ながらこのボードの為の専用のディケールが宛がわれているのだが、形状はジェイコブスの菱形がモチーフとなっている。
更には、ストリンガーが覗き込む仕様もシッカリと再現されているのが判る。
そんな、ボードにはロバート・オーガストの直筆サインが入るのだが・・・
このサインがあるが故に、残念ながらワックスアップを躊躇ってしまっている。
幾らサーフボードが乗り物とは云え、レジェンドのサインの上からのワックスアップは心が引ける事から、このボードに関してはこのままになってしまうかも知れない。
まぁ、乗るボードは他にも沢山ある訳だし・・・
さて、数週に渡ってロバート・オーガストの事を長々と綴って来たが、彼は2023年に正式にリタイヤを宣言したはずなのだが・・・
6月に80歳の誕生日を迎えた一葉にはボード製作をしている様が映っていたので、彼は生涯現役を貫いているのかも知れない。
Keep Surfing!!!!







