先日の更新でロングボードのジャンルの様な戯言を綴ってみたが、本日はその続きを綴ってみたいと思う。
これは度々発している事だが「俺に聞くよりサーフショップに聞いてくれ!」と云うのが本音なのだが、思った以上に反響があり、早々に綴ってみようと思った次第である。
さて、早速だがクラシックとモダンクラシックの垣根だが・・・
正直、これは一番難しい線引きでは無いだろうか?
シェイパー自身は「クラシックを削っている」と思えど、受け取る側の市場的には「コレって完全にモダンクラシックだよな?」となる事があるのではないだろうか?
実際に、俺が有するボード中でも線引きが難しいボードは幾つもある。
その最たる例がこのボードでは無いだろうか?
デイル・ベルジーのこのボードだ。
モデル名はモダンクラシック・・・
通称、MC。
このボード、確かにモダンの要素を多々感じる事が出来るボードなのだが・・・
これをモダンクラシックと云ってしまうとレプリカ以外の他のボードは全てモダンクラシックになってしまうのではないだろうか?
故に、こんなボードをクラシックの代表例と挙げてみたがどうであろうか?
ロジャー・ハインツのベアーである。
ベアーサーフボードは劇中の架空のレーベル・・・
所謂、ビンテージが実在しないボードである。
しかしながら、ビンテージディティール・・・
例えば、デッドフラットのローカーであったり、キックテールを採り入れていなかったりと1960年代のサーフボードのディティルを忠実に採り入れているボードだ。
それに対してロビン・キーガルのボードや・・・
ライアン・ラブレースのボードは完全にモダンクラシックと断言できるのではないだろうか?
クラシック、いや、ロングボードの伝統的なディティールを詰め込みながらも随所に新しさを散りばめたボードだ。
ひとたび走り出すとクラシックのグライド感を堪能出来つつ、軽快な操作性を楽しめる・・・
正に、これこそがモダンクラシックでは無いだろうか?
そして、最後はハイパフォーマンスだが・・・
これは全く解らない。
ロングボードではあるが軽めのフォーム・・・
そして、フィンが3本着いたショートボードが長くなった様なボードだ。
正直に云うと、実際にこの手のボードは彼是四半世紀以上も目にした事が無いので、これに関しては語り様がないと云うのが本音である。
と云った具合に俺なりの解釈でロングボードのジャンルを綴ってみたが、サーフィンにはボードのジャンルを超えた楽しさがある事は間違いない。
どんなボードに乗りたいか?
どんなサーフィンをしたいか?
それよりもまずは海で出てサーフィンである。
サーフィンをし続けていれば自ずと選ぶべきボードが見えて来るのではないだろうか?
焦らず、じっくり「自分だけの1本」を見付けて行くのもアリなのではだろうか?
Keep Surfing!!!!!