待望のダノーのカスタムボードが入荷した事、そして、それを引き取りに湘南に出向いた事はこれまでにも綴った通りである。
本日は、そんな待ち焦がれていたダノーのボードを紹介したいと思う。
こちらがダノーの「59カムバック」である。
うーん・・・
素晴らしい。
アウトラインがHOGとは異なり、全くの別物である。
このボードの誕生経緯やディティールの詳細はシーコングのHPでも確認出来るので割愛するが、アウトラインを遠目で見てみると黎明期のPIGをオマージュしている事が判る。
確かに、レールの創り込みもダノーお得意のピンチ気味のレールではなく、丸味を帯びたクラシカルな形状となっている所も見逃せない。
なるほど・・・
だからこそ、59カムバックなのかぁ?
1959年と云うと・・・
カリフォルニアではジェイコブスやビング始めとする多くのサーフボードレーベルが誕生し、鎬を削り始めた年でもある。
故に、各サーフボードメーカーはPIGに特別なアレンジを加え、他社との差別化を図り始めたタイミングでもある。
よって、このボードにはその時代の証となる装飾性の高いフィンが望ましく、ダノーお手製の組み木にてフィンを作ってもらった。
更にはテールブロックも装飾をあしらった仕様となっており、こちらもフィン同様にダノーのお手製である。
そして、このボードのカスタム最大の拘りがアーチの掛かったストリンガーである。
しかも、バルサをレッドウッド挟み込んでいる特別仕様である。
良いねえ。
今回のオーダーはカスタムとしては100満点である。
そして、ワックスアップを済ませ、次の休日はコイツを片手に「いざ、海へ!」である。
この素晴らしいをボードを請け負ってくれたダノー、更にはオーダーを受理して下さった田中さん、そして、ダノーとやり取りをしてくれた新井君、本当にありがとうございました。
末永く大切に乗らせて頂きます。
Keep Surfing!!!!!