コレクター・・・
巷では良く耳にするワードだが、俺の事をコレクターと最初に称してくれたのはシーコングの田中さんである。
その直後だっただろうか?
同様の事をサーファーズの矢作さんからも云われた事がある。
自分では全く自覚の無いワードであった為、初めて耳にした時には「誰の事を云っているんだろう?」くらいにしか思わなかたっが、サーフィン業界の方に会う度に同様に事を云われる事が多くなり、何となくではあるが「自分の事かな?」程度には思う様になって来た。
しかし、実際に俺はコレクターなのだろか?
厳密云うと少し違う様に思う。
何故なら自分が好きなボードにしか興味を示さないからである。
真のコレクターであれば常にアンテナを張り巡らせ、それこそ収拾に力を注ぐのではないだろうか?
それと対峙すると俺は少し違う様な気がする。
何処がどう違うのかと問われるとブログでは書き切れなくなるので割愛するが、俺がコレクターと云われる由縁はこんなボードを有しているからなのかも知れない。
ベルジー&ジェイコブスのマリブチップである。
秋から数回に渡ってマリブチップのレビューを綴って来たが、それらの原点がこのボードである。
以前、ジーン・クーパーが俺を訪れてくれた時に、このボードを見せたら「こんなボード、カリフォルニアでも中々見掛けない」と云ってくれたのだが、その彼の何気ない一言がボードの希少性に気付かせてくれた様な気がする。
そう、このボードを入手する時点では単に「バルサのヴィンテージが欲しい」だけであったのだ。
そんな、ヴィンテージチップの浪漫を次回も引き続き綴りたいと思う。
Keep Surfing!!!!