さて、夏よりも冬の方がサーフィンに行く回数が多い気がする自分だが、更新を休んでいる間でもしっかりとサーフィンライフは楽しんでいたので本日は昨年に少しだけ触れたこちらのボードの事を少々綴ってみたいと思う。
オーレのPIGである。
このボード・・・
本当に久しぶりである。
購入した1990年代は、このボードがPIGだなんて事は全く理解していなかった事は以前も綴った通りだが・・・
このフィンに魅かれて購入を決めたのは今でも鮮明に覚えている。
当時はやや前方に「ON」されたポジションの事よりも、唯々、格好良いフィンに魅了されていた訳だが、ある程度PIGに乗る様になって来たキャリアの中で「今、このPIGに乗ったらどんな感じなのだろうか?」とワックスアップを試みる最中にも胸が躍った。
そんなボードを小脇に抱え、いざ、ファーストタッチ!
1990年代のボード特有のボードの軽さと幅広のテールの恩恵もあり、非常にスムーズなテイクオフを試みる事が出来た。
想像していたよりも「テイクオフは速いなぁ」・・・
これが久しぶりに身を預けたボードへの印象であった。
そして、テール付近を踏み込み、いざ、ターン。
フィンの付け位置もさる事乍ら、ややロール形状になっているボトムの影響なのか?
PIGとは思えない程スムーズなターンを敢行する事が出来た。
レプリカとしてではなく、あくまでも乗り味を追求した1990年代のボードだからなのか?
いや、パフォーマンスボードの天国であるハワイの味付けなのだろうか?
いずれにしても、ボブ・オールソンのゴッドハンドがボードの隅々まで加味されているかの様である。
これは楽しい!
サーフィン黄金期をリアルに体感して来たレジェンドが復活を遂げた1990年代に創り上げた味付けはビンテージとも違い、現行ボードとも違う。
そう、正にレジェンドが創り上げたセミビンテージである。
楽し過ぎて2時間があっと言う間に経過してしまったが、これは癖になる前にビンテージにチェンジしないと他のボードに乗れなくなる程である。
この日は腹程度のブレイクだったが、今度は腿腰程度の波で体感してセミビンテージを堪能してみたいと素直に思ったが、次の出番はいつになる事やら?
Keep Surfing!!!!!